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コンピュータの起源!?数字は十進法、易経は二進法!?と話が拡がりゆきます。謹賀新年 2021 辛丑 The Chinese Calendar

二進法と易経、更にはコンピューターとの関わりにつきまして探究いたします。来週にも最終回が登場します。是非ともご期待ください!

※日本語の字幕を表示するスクリプトをご用意しました。
 専門用語や細かい訂正などは字幕でご確認下さいませ。

皆さま、明けましておめでとうございます。昨年末にデヴューいたしましてから、温かいお言葉かけなど応援下さりまして、ありがとうございます。本年に感謝の気持ちを込めまして、三賀日の特集+アルファを四作とも無事に投稿できました。お楽しみくださりましたら幸いです。素敵な一年となりますようにお祈り申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

2021年1月22日

今まで六十進法や十進法を見てきましたけれども、古代中国には二進法も使われていたんじゃないかという事をちょっと最後に見ていこうと思うんですけれども。

これは戦国時代の竹簡だと、それでもう今まで竹簡、竹簡と連呼して、もう叫んでましたけれども、これが本当の竹簡、竹を割って書いてるんですよね。

これを見ますと《算表》と書いてありますが、これは自然数の乗数法、結局掛け算、九九です。九九、八十一です。

それでここは 一一は一です。一一が一、二、三、四、それで一、二、四、六、八だから、一二が二、二二が四、二三が六ですね。

それでこっちは三、三二が六、三三が九、三四、十二とちゃんともう書いてあると、完全に(古代から)中国人は十進法を使ってたと。

これでこっちを見ると今度は《筮法》といって、これは結局竹籤(ひご)や占いをする時の竹籤などを言うんですよね。

これは《易》といい、その竹籤を使って占いをしたという。

これ皆よく言われているのが、この八卦はよくご存じですよね。この「当たるも八卦」、「当たらないも八卦」といわれる占いに使われて、

この「爻(こう)」と読みますが、「爻」は交わるという字と一緒でして、交差するとかの「交」と一緒でして、非常に漢字はバッテン、バッテンで本当に交わっているように書いてありますが、

「爻」は開いているのと閉じているのがあり、陰と陽を示していると昔の人が考えて、それを全部組み合わせて、

これは二個ある。二個ありますね。それでこれは三本あると、三本あるということは2×2×2があるということで8が生まれるんですね。

それをまた8×8で64でして、こういう形で六十四卦(け、か)があり、8×8であるんですけども。

それで例えば、《易経》(の地天泰)では、こういった一個一個に6本あり、これはすごくおめでたいと、非常に陰と陽のバランスが三、三でちょうどいいと大変めでたいと書いてありますけれどもね。

それでちょっと見てみますと、これ何か見ますと当時の人は、易の八卦を十干や十二支とかに当てたりして考えて、これはこういう意味があるとか、もうこれはもう綺麗に見えますが、2300、2400年前ですけど、

昔の人はこれらと日付と今日は良いか悪いかとか色んな占いを当てはめて考え、それでその中で先ほど申し上げた数字もあったりして、

それで「五」は本当に来れば店でバッテン(×)で書いてあるし、ここに、それであ!これ「四」じゃなくて「六」ですね。私がこの数を書き間違えましたが「六」でしたね。

これは、もう皆さん先ほど(前動画で)見ましたので、ああ、間違っていると分かると思いますけれども、それでこっちは「四」で「一」「八」で「五」もこう書いてありまして、元々「四」はもう戦国時代までしか遡らないけれども、こういった形で数字が使われていたと。

それで次を見ますと八卦が易学であり、昔の黄宗羲という、清の時代の人が、易とはやはり数と関係あるんじゃないかと。

これは中国語で書いてますけど、コンピューターですよね。電子計算機科学ということです。

これは易とコンピューター似ているんじゃないかという話になりまして、この爻とは2ですね。2の1乗。

陰と陽でこれは位元(binary digit)といい、これは1 bitですね。これは0と1で書いてある。0, 1。

それで八卦は2×2で2の3乗で8になってまして、

だから二進数、二進法ですね。これは結局。それで8個生まれていて、今これはコンピュータのbitで表すと111, 011もありまして、それで更に六十四卦は、全部これ64ありますけど、ここに表が出てますけれども。

これはもう2300年ぐらいの先ほどの竹簡です。清華大学の(竹簡)、これ見ますと8×8で要するに上と下でこれを組み合わせで、更に64 を得てますけど、これは2の6乗だということです。

元々これはBraille方式の点字はアルファベットを表すとき、6 bitです。

6 bitとは、2の6乗で情報を表すことですね。点字とは、結局アルファベットを網羅できればよかったから、そうするとアルファベットで21を使って、それで鍵括弧とかそういったもの見ていくんですけれども、

そういったものが全部で64あれば、まあ全部の文字が表せるかなと、こうありまして、

実はコンピューターが最初に出来たとき、IBMでは一番最初コンピュータを作った人は6 bitであったらしいですよね。

それで情報の単位を6 bitをsextetといい、sexとは(ラテン語で)6ですけど、やはり6 bitだとちょっと文字の数が足りないということで、

もう一個かけた今1 byteとコンピューター、「位元組」は中国語ですけれど、8 bitでコンピューターをやっていますけれども、

そうすると256通りの色んな符号とか、ABCに当て、それを1個情報としてコンピューターは認識できるため、

今のコンピューター(電子計算機)は難しい言い方で電気で計算するわけです。computereはラテン語で計算するという意味ですね。

それは8 bitでしていて、易経は6 bitということですね。

でも、これ実はもう私は持ってきたのは、例としては、面白いかもしれないけど、関係あるのかと、本当に言われてしまうと、

実は二進法を西洋で考えた人は、ここに(萊布尼茲と)中国語で書かれたライプニッツだと。17世紀ぐらいの超大物の数学者で物理学もやりました。それで彼は色んな言語にも興味があって、当時16世紀ぐらいは明にキリスト教の宣教師が行ったんですね。

それでその彼らが中国に行って、ライプニッツは中国に行った宣教師とも文通をしていて、そこから、この《易経》を教えてもらい、ここに書いてあるんですね。

フランス語で論文を書きまして、これ(l'arithmétique binaire)は二進法だと、この中(des seuls caracteres 0 & 1)を見ると、これはただ0と1だけの符号を使って計算をする方法と、しかもこれ(les anciennes figures Chinoises des Fohy)が、このアイデアは中国の伏羲が昔に見つけ出した方法と同じじゃないかと、ライプニッツが言ってると。

その伏羲とは、この八卦を作ったのは、伝統的に中国では伝説的な古い伏羲という王様がいて、その人が八卦を作ったという伝説があって、

それをライプニッツは聞いたわけですね。この彼の内容を見ますと、これ全部フランス語で書いてあるんですけども、

これ0, 1で全部やってますよね。結局さっきのこれ八卦が書いてあると、私がさっきこれ101だ000と書いてあると、

だから、ここに書きました(l'arithmétique binaireは)二進法の計算ですよね。これ(seuls caracteres 0 & 1)はただ0と1を使うんだということ。

フランス語(les anciennes figures Chinoises des Fohy)と書いてあるのを今度はこれ(古代中國伏羲的卦畫を)中国語に訳すと、古代中国の伏羲という伝説の人が八卦をですね。

それによrい、今まで西洋では十進法で勿論数学をやっていましたが、二進法でも計算ができるんだということですね。

中国のこの易をライプニッツが見閃いちゃったと、、彼の書き方によると、私が二進法の計算のアイディアを持っていて、《易経》が中国からもたらされて聞いたら、

これは同じだというんですけど、本当かよ!?と、多分逆にこれを見たときにライプニッツは、結局伝統的な中国人たちも皆この易経を知っていて、 これが結局二進法の計算とそのシステムとして見たのは、やはり彼はその数学の構造にすごい興味を持っていて、大物で微分積分も、

発想してニュートンと同じくらいの時代にどっちが先かとか言いましたが、それでやってるぐらいの大物数学者だから、こういうものを見たときに《易》だと。《易》を見たら二進法だと、

ピピンときちゃったということで、こういう論文を書いて、結局は我々のコンピューターにも間接的にも、文化がどんどん伝わって影響を与えていると。

結局、何でじゃあコンピューターは、この0か1かといったら、結局オンとオフだけで計算できるから、そこにものがあるか、ないかだけで計算できるから、

全ての情報を全部これに書き換えれば、全部オンとオフだけで溜めておけるし計算もでき、それを組み合わせて、われわれが今YouTubeをやっておりますけれども、

これも全部01の全部データで出来ていて、まあある意味中国人は易を(陰と陽の)二つの根源から、 全てを組み合わせて宇、宙が説明できるではという、宇宙論的な意味もあったり、人生論的な意味もあったり、《易経》に書いてあるんですけれども、

色んな情報を我々は全て0, 1で置き換え、データでやってますから、《易経》は占いの書であるけれども、ある意味

これは大変科学的な側面もあるということで少し常識を覆すんじゃないかということで、

こういった観点でも文化のやり取りによって、西と東、中国の文化とヨーロッパ最高の数学者とのコラボレーションによって二進法ができたとか、これは元々こういった古いものは、実はこういったもうむちゃくちゃ最先端の我々が使ってるものと関係があり、一つ中華文化の別の観点から見た面白いところだったんじゃないかなと思うんですよね。

そうして、この数の数え方だけ一つ見ても、色んな広がり方もできて、我々の使っている漢字も何から来ているのかと分かりましたし、

今回も結構盛り上がったと思います。もうこの60とは何かからどんどん話が膨らみまして、

それで十、漢字の一、二、三、四、五、六、七、八、九、十は何でこんな形なんだ。百は何だ、千は何か、萬は何かとやりましたね。

今日は二進法、この数の数え方から、コンピューターまで、まあコンピューターは、計算computere「数える」という意味ですから、最後にまとめて最後は古代中国の話から、いきなりもう近代の話、ああ現代の話になりまして、もう飛びまくりましたが、こうして連想していくような形で少し今までとは違う形です。

しかも、Ars Sinica(中国文化)にこれを入れていいのかというくらいのところで行ってしまいましたよね。

でも、こういった意味でも、新鮮な側面から見てこれたと思います。本当にお付き合いくださって、もう感謝しておりまして、

これで YouTube のこの動画の下にコメント欄がありますから、そこで色々、ここちょっと面白かったとか、書いて頂いたらとても嬉しく、

皆さんと、私は楽しいと思ってます話を面白く感じて頂けたら、友人にも、今日はもう楽しかったということでお話して頂けたらと思います。

今日ありがとうございました。感謝しております。

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