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近代ピアニストの系譜(4)

ショパンは優美で多彩な情趣を音楽の陰影で描写しました。古い録音に絶妙なニュアンスが聴かれます。師弟の演奏を比較して、ピアニズムを立体的に復原できます。チャルトリスカとクララ・シューマンにも師事したヤノータはショパンのフーガB. 144やメンデルスゾーンの無言歌集Opus 67/4(1904年・G&T 5561/62)で粒揃いの音で昂揚を付けました。ミクリとチャルトリスカ王女に師事したミハウォフスキはショパンのワルツ第5番「子犬」Opus 64/1(1905年・G&T 25601X)で数匹の子犬が戯れるよう軽妙なタッチ、ノクターン第5番Opus 15/2(1930年頃・Syrena-Electro 6571)で硬質な音色と独特の間合いを聴かせます。

スミドヴィッチはマズルカOpus 68/2やワルツ第2番Opus 34/2(1949年・Muza 1345~46)で独特のリズム感を聴かせ、ジュラヴレフはバラード第4番Opus 52(1958年・SX-2227)で透明な音色と巧みなペダル操作で陰影を描きました。ネイガウスはノクターン第3番Opus 9/3(1951年・Мелодия Д-09893-94)や即興曲第3番Opus 51(1951年・М10-48766-73)で楽句の終わりで速さを緩め、バルカロールOpus 60(1949年・Д-20183-84)や幻想ポロネーズOpus 61(1949年・Д-05938-39)をしなやかに歌いました。ファミリア=ヘプネルはワルツ第19番B. 56と第4番Opus34/3(1932年・Syrena-Electro 8313)で円やかな音で芳香が立つよう歌いました。レヴィツキはショパンのバラード第3番Opus 47(1928年・HMV EW-64)やリストのラ・カンパネッラ(1928年・D-1489)を確かな打鍵と煌めく音色で優雅に駆け抜け、エトキンはノクターン第5番Opus 15/2(1937年・Triergon TE-1074)で師譲りの硬質な音色を聴かせます。

ショパンの高弟ミクリに師事したコチャルスキはノクターン第17番Opus 62/1(1928年・Polydor 95172)や新練習曲B. 130(1938年・Polydor 67244B)で円やかな音色でしなやかに歌い、ベルスーズOpus 57(1948年・ショパン生誕138周年記念演奏会)でショパンが演奏したプレイエル製ピアノ(1848年)を弾き、幻想即興曲Opus 66(1945年・RIAS放送録音)で穏やかに強弱や速度の変化を付け、中間部で柔和なタッチにより夢想を描きました。ローゼンタールも同門です。

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Aleksander Michałowski
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Heinrich Neuhaus

ショパンの高弟マティアスに師事したリッターはイシドール・フィリップを育てました。モーツァルトの協奏曲第19番KV 459(1950年・Vox CD3X-3036)で硬いタッチと柔らかなリズム、初期イタリア音楽(1950年頃・VL-1720)で味わい深い音色を聴かせ、門人ボワネはフォーレのバルカロール第6番Opus 70や無言歌Opus 17(1951年・PL-6910)で硬い音でなめらかに弾き、ギュラーはショパンのマズルカ集ノクターン集(1956年・Ducretet-Thomson 255-C-039/40)で艶やかな音、ベートーヴェンのソナタ第31番Opus 110(1973年・Erato STU-70797)や小品集(1986年・Nimbus 2106)で澄んだ音を聴かせました。

ノヴァエスは練習曲全集(1953年・Vox PL-7560)やワルツ全集(1953年・PL-8170)で円やかな音色を聴かせます。ヴァルマレットはリストのハンガリー狂詩曲第11番S. 244/11(1928年・Polydor 90032)で硬い音色と柔らかな表情の変化、ラヴェルのクープランの墓(1930年・Polydor PO-5088~89 & LY-6079)で多彩な音色と柔軟なリズムを聴かせ、優しい音は長く、強い音は短く濃淡を描き、18世紀の鍵盤音楽(1965年・Voxigrave V-6833)で情緒あふれるクープランや溌剌としたスカルラッティ、ショパン=リスト小品集(1967年・Windsor CD 4-67)やバラード全集(1977年・Pathé-Marconi MV-01)を大胆に弾きました。

ティッサン=ヴァランタンはモーツァルトの協奏曲第23番KV 488(1955年・Ducretet-Thomson LAG-1068)やフランクの前奏曲、コラールとフーガM. 21(1954年・Ducretet-Thomson LPG-8716)では安定した重音と流麗なる旋律で作品の構成美を示し、フォーレのバルカロール集(1956年・300C-022)で左手の甘美に、右手で流麗に奏でて陰翳を描き、主題と変奏Opus 73(1955年・LD-1469)では重厚な和音を聴かせました。ダルレはショパンの練習曲集Opus 10/25(1953年・Pathé 33DT-1016/17)やベルスーズOpus 57(1967年・映像)で音色への感性を聴かせ、ブランカールはモーツァルトのソナタ集(1951年・Decca LXT-2666)で美しい音色で温かく弾き、シューマンのノヴェレット集Opus 21(1956年・LXT-5120)では硬質なタッチで彫を深めました。ブルショルリーはコルトー、ザウアー、コチャルスキにも師事して、ショパンのバラード第4番Opus 52(1947年・HMV DB-6731)で鮮やかな切れ、チャイコフスキーの協奏曲第1番Opus 23(1952年・Vox PL-7720)を溌剌としたピアニズムで重厚で陰鬱とした印象を薄め、美しい音色と確かな打鍵で別の魅力を浮き立たせました。

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Isidore Philipp
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Madeleine de Valmalète

プーニョはショパンの前奏曲第1番Opus 29やワルツ第2番Opus 34/1(1903年・G&T 35518/03)で火花が散るような音色の鮮やかさと弱音の美しさを聴かせます。門人シャイエ=リシェはエネスコの伴奏を務め、バッハの協奏曲集やイタリア協奏曲BWV 971(1953年・Decca FAT-143.538)で雅趣を究めました。シューマンの子供の情景Opus 15(Symphonium 1111)、クライスレリアーナOpus 16(1954年・Decca FM-133.705)、ピアノ協奏曲Opus 54(1952年・Remington R-199-65)、ショパンのソナタ第2番(1956年・Decca FST-153.640)で味のある音色としなやかな歌い回しを聴かせました。レヴィはハイドンのソナタ第31番Hob. XVI/46(1956年・Unicorn UNLP-1036)で繊細に歌い、ベートーヴェンのソナタ第32番Opus 111(1956年・UNLP-1034)を濃厚に弾きました。カレーニョはマティアスから温かみ、アントン・ルビンシテインから深みある打鍵法を受け継ぎ、ショパンのバラード第1番Opus 23(1905年・Welte 367)やノクターン第13番Opus 48/1を深い打鍵で豊かな響かせ内声を聴かせます。マティアス門下リエラに師事したエリクールはドビュッシーのピアノ曲全集(1961年・Kapp 9061/65/67/68)のベルガマスク組曲第3曲「月の光」L. 75/3や版画L. 100を硬質な音で描きました。エレガーはクープランのクラヴサン曲集第3巻第18組曲第3番(1950年・Polyphon HA-70035)やショパンの幻想即興曲Opus 56(1947年・HM-80024)で高音に消え入るピアニッシモとしなやかなリズム感を聴かせます。

ショパンの高弟デコンブやディエメ、クリントヴォルト・シュターフェンハーゲン・ダルベールに師事したリスレルはクープランのクラヴサン曲集第3巻第18組曲第6曲(1917年・Pathé 9529)で曲名を語りかけ、サロンの雰囲気を感じさせ、シャブリエの絵画風小品第6番「イディル」(1917年・Pathé 9533)でフランス風の歌い回しが粋です。ベートーヴェンの協奏曲第4番・緩徐楽章Opus 58/II(1917年・Pathé 9528)で高雅な音色と繊細なぺダルが聴けます。ショパンのマズルカOpus 17/4(1917年・Pathé 9531)では絶妙な間合いで気品ある情感を醸しました。

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Raoul Pugno
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Édouard Risler

コルトーは、1920年代には端正、1930年代には妖艶、1940年代には味わい深くなり、1950年代には弾き崩れが多くなりますが、詫び寂びの芸境に到りました。ノクターン第7番Opus 27/1(1951年・HMV DB-21447)で青白い妖気を帯び、バラード全集(1933年・DB-2023~26)は情感を湛えます。メンデルスゾーンの厳格な変奏曲Opus 54(1937年・DB-3266~67)やシューマンの蝶々Opus 2(1935年・DB-1442~43)をチャーミングに弾き、交響的練習曲Opus 13(1929年・DB-1325~27)で低音をしっとり響かせました。フランクの前奏曲、アリアと終曲Opus 23(1932年・DB-1695~97)でブリュトナー製ピアノの多彩な音色を聴かせます。晩年にベートーヴェンのソナタ全集(1958-59年)、ショパンのマズルカ全集(1957年)、シューマンのソナタ第2番(1954年)を録音したとされます。ドビュッシーの子供の領分L. 113(1936年・映像)も残しました。

タリアフェロは妖艶なピアニズムを受け継ぎ、サン=サーンスの協奏曲第5番Opus 103「エジプト風」(1953年・Philips N-00664-R)で色めき立ちます。特に左手で雰囲気を醸し出す崩し方が粋であり、右手で旋律が紡ぎ出されます。モーツァルトのソナタ第40番KV 454(1937年・Pathé PAT-84~85)で機知に富んだ伴奏をソリアーノにしました。フォーレのバラードOpus 29(HMV W-984~85)は円やかな音で儚い夢を描き、ドビュッシーの喜びの島L. 106(1961年・Erato EJA-12)で美しく香り立つピアニズムが聴けます。ハスキルはウィーンでローベルト・ブゾーニ・ラザール=レヴィ・コルトーに師事しました。スカルラッティのソナタ集(1951年・Westminster WL-5072)は師譲りの美しい音色で独自の世界を描きました。モーツァルトの変奏曲KV 573(1954年・Philips A-00724-R)は変奏ごとに色彩が変わり、シューベルトのソナタ第16番D 960(1951年・A-00108-L)では温かみある音で穏やかに陰影を描きました。ラヴェルのソナチネM. 40(1951年・A-00143-R)で輝く音色で妖気を湛えます。

ルフェビュールはバッハのパルティータ第6番BWV 830(1984年・FY 114)を絢爛な音色で弾むように弾き、ベートーヴェンのソナタ第31番Opus 110(1955年・VSM FBLP-1080)やディアベッリ変奏曲Opus 120(1955年・Ducretet-Thomson 270-C-106)で深い打鍵で豊かに響かせ、声部を明瞭に聴かせます。ラヴェルのクープランの墓(1975年・FY 018)は円やかな音色で直に切り込みます。エネスコからも格調高さを受け継いだリパッティは端正な音色で含蓄に富みます。追悼アルバム(1947~48年・Columbia FCX-491~95)でショパンのワルツ集(1947年・33CX-1032・FCX-156)、ラヴェルの鏡M. 43/4(1948年・33CX-1386)、バッハ(ブゾーニ編)のコラールBWV 639(1950年・33CX-1386)が聴けます。ブザンソン音楽祭(1950年・Angel 3556)でモーツァルトのソナタ第8番KV 310を「バックハウスの和音」から温雅に弾き出し、哀愁を帯びてゆきます。シューベルトの即興曲D 899で美しい玉を転がして歌い、感興の高みへ導きます。ペルレミュテールはモーツァルトのソナタ全集(1956年・Vox IB-106)やラヴェルの作品集(1955年・PL-9220)・ピアノ曲全集(1969年・SVBX-5410)、ジャノーリはバッハの組曲集(1951年・Westminster WAL-306/07)、モーツァルトのソナタ集(1955年・XWN-18202/220/222/504~06)と変奏曲集(1965年・WMS-1009)を魅力的に弾きました。デコンブ門下ビュルムザーはショパンのワルツ第9番「告別」Opus 69/1(1911年・HMV 235500)やベルスーズOpus 57(1905年・Welte 703)でゆったりと歌わせ、心に滲みる情感を紡ぎました。

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Alfred Cortot
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Yvonne Lefébure

ハイドン門下フンメルに師事したモシュレスの門人ダンロイターはイングランドで二人のバッハ弾き、サミュエルとフリスキンを育てました。前者はイギリス組曲第2番BWV 807(1926年・Victor 9476~77)やパルティータ第2番BWV 826(1931年・Columbia 68056~57-D)で作品に書き込まれた陰影を見事に描き分けた端正な演奏をしました。後者はインヴェンションBWV 772-786(1954年・Vanguard BG-545)やゴールドベルク変奏曲BWV 988(1956年・Vanguard BG-558)で安定した低音や心地よい揺らぎに息遣いを感じる端正な名演をしました。

ヘンゼルト門下ズウェーレフに師事したラフマニノフはタネーエフやジロティにも師事しました。幻想的小品集「前奏曲」Opus 3/2(1919年・Edison 82187-R、1921年・Victor 66016、1925年・Victor 1326)で硬い燻銀の音色と重厚な和音を聴かせます。ロール録音(1919年・Ampico 5750)も和声移行をなめらかに操り、協奏曲第2番(1929年・Victor 8148~52)で淡々と作品の構成美を引き出しました。ベートーヴェンの変奏曲WoO. 80(1925年・Victor 6544)で強弱や速度の変化が激しくルバートをします。作品の構造を把握することに長けていました。

KFアーカイブを今後ともよろしくお願い申し上げます。

長文にお付き合い下さり、誠にありがとうございました。

平成28年4月25日

特定非営利活動法人 KFアーカイブ会長 中西 泰裕

近代ピアニストの系譜―ショパン・フンメル門下

Joseph Haydn [1732-1809] ヨーゼフ・ハイドン

 Adalbert Gyrowetz [1763-1850] ギロヴェッツ

  Frédéric Chopin [1810-1849] ショパン

   Marcelina Czartoryska [1817-1894] チャルトリスカ

    Natalia Janotha [1856-1932] ヤノータ

    Aleksander Michałowski*

   Karol Mikuli [1819-1897] ミクリ

    Aleksander Michałowski [1851-1938] ミハウォフスキ

     Wanda Landowska [1879-1959] ランドフスカ

      Ralph Kirkpatrick [1911-1984] カークパトリック

     Jan Śmidowicz [1879-1950] スミドヴィッチ

      Władysław Szpilman [1911-2000] シュピルマン

     Jerzy Żurawlew [1886-1980] ジュラヴレフ

     Heinrich Neuhaus [1888-1964] ゲンリヒ・ネイガウス

      Theodor Gutman [1905-1995] グートマン

      Yakov Zak [1913-1976] ザーク

      Tatiana Goldfarb [1914-1964] ゴールドファルブ

      Sviatoslav Richter [1914-1998] リヒテル

      Emil Gilels [1916-1985] ギレリス

      Anatoly Vedernikov [1920-1993] ヴェデルニコフ

     Janina Familier-Hepner [1896-1942] ファミリア=ヘプネル

     Mischa Levitzki [1898-1941] レヴィツキ

     Róża Etkin [1908-1945] エトキン

     Vladimir Sofronitzky*

    Raoul Koczalski [1884-1948] コチャルスキ

    Moriz Rosenthal*

   Georges Mathias [1826-1910] マティアス

    Théodore Ritter [1841-1886] リッター

     Isidore Philipp [1863-1958] フィリップ

      Ennemond Trillat [1890-1980] トリラー

      Emma Boynet [1891-1974] ボワネ

      Youra Guller [1895-1981] ギュラー

      Guiomar Novaes [1895-1979] ノヴァエス

      Ania Dorfmann [1899-1934] ドーフマン

      Madeleine de Valmalète [1899-1999] ヴァルマレット

      Germaine Thyssens-Valentin [1902-1987] ティッサン

      Jeanne-Marie Darré [1905-1999] ダルレ

      Jacqueline Blancard [1909-1994] ブランカール

      Jean Françaix [1912-1997] フランセ

      Nikita Magaloff [1912-1992] マガロフ

      Monique de la Bruchollerie [1915-1973] ブルショルリー

    Raoul Pugno [1852-1914] プーニョ

     Nadia Boulanger [1887-1979] ブーランジェ

     Céliny Chailley-Richez [1884-1973] シャイエ=リシェ

     Ernst Lévy [1895-1991] エルンスト・レヴィ

    Teresa Carreño [1853-1917] カレーニョ

    Santiago Riéra [1867-1959] リエラ

     Daniel Ericourt [1903-1998] エリクール

     France Ellegaard [1913-1999] エレガー

    Victor Gille*

   Émile Decombes [1829-1912] デコンブ

    Édouard Risler [1873-1929] リスレル

     Jacques Février [1900-1979] フェブリエ

    Alfred Cortot [1877-1962] コルトー

     Magda Tagliaferro [1893-1986] タリアフェロ

      Pnina Salzman [1922-2006] ザルツマン

     Clara Haskil [1895-1960] ハスキル

     Yvonne Lefébure [1898-1986] ルフェビュール

      Hélène Boschi [1917-1990] ボスキ

      Dinu Lipatti [1917-1950] リパッティ

      Samson François*

     Jesús Maria Sanromá [1902-1984] サンロマ

     Vlado Perlemuter [1904-2002] ペルレミュテール

     Gina Bachauer [1913-1976] バッカウアー

     Reine Gianoli [1915-1979] ジャノーリ

     Halina Czerny-Stefańska [1922-2001] ツェルニー=ステファンスカ

     Monique de la Bruchollerie*

     Marcelle Meyer*

    Lucien Wurmser [1877-1967] ビュルムザー

    Maurice Ravel*

 Johann Nepomuk Hummel [1778-1837] フンメル

  Ignaz Moscheles [1794-1870] モシュレス

   Edward Dannreuther [1844-1905] ダンロイター

    Harold Samuel [1879-1937] サミュエル

    James Friskin [1886-1967] フリスキン

  Adolf von Henselt [1814-1889] ヘンゼルト

   Nikolai Zverev [1832-1893] ズウェーレフ

    Sergei Rachmaninoff [1873-1943] ラフマニノフ

    Elena Bekman-Scherbina*

ショパン→ミクリ→ミハウォフスキに師事したジュラヴレフです。〈バラード 第4番〉で披露されます、師譲りの大胆なリズム感覚による歌い方、ミクリ門下コチャルスキを偲ばせる円やかな音色はポーランド派の伝統です。ベルスーズやバルカロールと並ぶ、ショパン晩年の愛すべき最高傑作です。

古典音楽を無償公開するデジタルアーカイブを充実させたい!2016/04/25

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