型番規則 シェラックはБ、モノラルはД ・33Д・НД、復刻シリーズはМ10・Р10、ステレオはС/33С/СМ/С10が順に使われ、デジタル録音はАです。БはSP盤の意で78回転78 об/мин、ДはLP盤の意で長時間долгоиграющая、МはモノラルМоно、СはステレオСтереоからです。型番の前には、零の数で7は3つ「000」、8は2つ「00」、10インチはなし「」、12インチは1つ「0」により識別され、ハイフン「 — 」の前に付きます。
製造工場 モスクワ工場 Апрелевский Завод «Грампластинок» (АЗГ)とГОСТ 5289-68以降にАпрелевский Ордена Ленина Завод «Грампластинок» (АОЗГ)、ГОСТ 5289-73以降にМосковский Опытный Завод «Грамзапись» (МОЗГ)があり、輸出用はΜК（Μеждународная Книга）です。レニングラード工場 Ленинградский Завод «Грампластинок» (ЛЗГ)、リガ工場 Рижский Завод «Грампластинок» (РЗГ) / Rīgas Skaņuplašu Fabrika (RSF)、タシケント工場 Ташкентский Завод «Грампластинок» (ТЗГ)もあります。
製造時期 プレスはТУ-1 кл.最初期です。ТУ-16またはТУ Ф-16があり、РТУ РСФСР 618-57が赤灯台にあります。ТУ-43.10.1.74・ТУ-35 ХП 434-62・ТУ-35 ХП 588-63が輸出用です。ГОСТは国家標準規格Государственный стандартでレコードは5289になり、56から88の数字は五カ年計画を意味します。ГОСТ 5289-56・61・68・73・80・88が存在します。型番とГОСТにより大まかに製造年月が知られます。
レーベル デザインは33/78（Долгоиграющая）・灯台（СССР）・松明（斜体あり）・レニングラード（АККОРД）・リガ（Līgo/Ilgi Spēlējošā/Rīgas Skaņu Ierakstu Un Skaņuplašu Fabrika）・Мелодия Всесоюзная Фирма Грампластинокの抜文字（二本線）・一本線・枠付き・ゴシック体・赤黒都市です。白（レニングラード・タシケント・稀にモスクワ）・ピンク（モスクワ・レニングラード・タシケント）・赤（モスクワ・レニングラード）・山吹・青・エメラルド・紫・黒（モスクワ）・水色・黄・紅（レニングラード）・クリーム（タシケント）・赤白青（リガ）があり、ロシア・ラトビア・ハンガリー語・英語で書かれ、Изготовлено в СССР・Made in U.S.S.R.と書かれることもあります。
全連邦録音所Всесоюзная студия грамзаписиから[Записано] [во] Всесоюзная студия грамзаписи (ВСГ)と書かれています。Министерство Культуры СССРの濃紺・水色もあります。プレスが早く、材料が良く、高級盤です。
英HMV・仏Pathé・独Grammophon・米RCA/Columbiaと共通して、独Grammophonのワンポイント録音、英HMVの製盤技術を改良して、真空管アンプで増幅され、残響やイコライジングをしない自然な音質です。東ドイツEterna、ハンガリーQualiton/Hungaroton、チェコSupraphon、ポーランドMuza、ブルガリアBalkanton、ユーゴスラビアJugotonなどとも技術の交換をしていました。
