Press "Enter" to skip to content

王羲之の尺牘《何如帖》で搨本と拓本を見比べて、線を読み、心の動きを感じました!Wáng Xīzhī, Chinese Calligraphy

王羲之シリーズが始まりました! 王羲之の尺牘《何如帖》で搨本と拓本を見比べて、線を読み、心の動きを感じました!

KF-Schola / 探究の探究では、頻繁に新作を更新する予定ですので登録下さいませ!https://www.youtube.com/channel/UCFO5Akv8rd0CO4lahUGn6jg

最近Twitterで編集の裏話や新作の動画の告知を始めました。フォロー下さいませ!https://twitter.com/KF_ArSin​

姉妹チャンネル KF-Ars Sinica / 系譜でたどる中華文化 もエキサイティングです!https://www.youtube.com/channel/UCVcCcF62H09v8Yk3mkU8ojg


2021年2月25日

(前回の動画が長くなり過ぎましたため、半分の点で分割をいたしました。)そしてこちらなんですけど、こちらは先ほどの《寒切帖》は天津博物館にあるものなんですけど。こっちは台北の故宮博物院にあるんですけど、このもうやっぱりこれも相手にどうなんだというお手紙なんですよね。本当に三行しかないんですけれども。

それで「羲之が白(もう)す。不審(挨拶語)」ということでこの「尊体」という言葉を使っているから、結構相手をすごい尊敬した言葉だから、ちょっと畏まった感じがしますよね。

要するに行書でより(改まった書き方をしています。)言ってみれば、我々も本当に親しい人には草書でパーッと書いてバーンと相手も分かりますけど、少しやっぱり相手に対して距離がある人にはもう少しカチッと書くという。書体であまり崩さないで。更に公文書みたいなものは楷書で書くということでありますけど、少しかしこまっているんじゃないかなということが分かるんですよね。

それであなたのお体がどうなんですかと聞いてるわけですね。教えてくれと、これで自分のことを述べて、それで敬具という形で閉じてますけどね。こちらはその後に鑑定した人のサインまで、これまで複製してくれるっていう事でありますけどね(笑)

これを見てすごいよく分かることっていうのは、やっぱりこれもじゃあ抜き出してみると、最初の「羲之が白(もう)す。不審(挨拶語)」という、

それでこっち見ますともうこの(「羲(羊)」の)3本の線が二、三がもうくっついちゃっていて、これとこれは空いていますけれども、これ二本の線がくっついてしまっていますよね。

それでこっちは違う線でこっちですね。これに当たりますよね。もう言ってみれば我のところにあたりますね。この羊の頭のこの二本の線が潰れているんですよ。

要するに太くして、そういうことによって濃密になってるんです。ここはね。

それでここの縦はもう見えないですね。一応ここから引いてますけどね。それでこっちへ行って、こっちでしょ。ここなんか全然3本の線がもう当たり前になっちゃってる普通の!これ絶対これはこういった(入筆で)トーンと入って、送筆して、(終筆で)止まるという言う書き方(三過折)です。

しかも線もこれグニュンってんと曲がってるのにもう紙に対してね。これは筆、筆管が自分の体から向こう側に倒れてるんでしょうね。それで下に入ってくる。それで上に行く、それでこっち二本線、三本線がこういって、こういってるんですよね。全然これ三本線がもう当たりまえすぎて、これ楷書みたいにきれいに三本揃って、こっちをみるとこうなってこう上にいって、こうですからね。

すごいやっぱりこの位置関係も全然違うし、やっぱりこれはすごく、書いたときのその線の本当にここなんかもグッといって、バンと後ろまでいったから、ここでキュンと抜けているんですよね。こっちは普通にクンといって、止まって、上にあげていますから。基本的に筆法の根本から違う!

ここもそうですね。先ほどと同じような入り方をしていましたね。同じですね。絶対王羲之がこれを書いたと思える

同じ同筆です。これは入ってきてウーンと沈み込んで、こっちで次にいってウンと、ここはすごいグンといってるけど、トゥン、トゥンと早くなっていますよね。ちょっと早くなっています。

これはこうこういって、これ逆でしですね。この線の(傾きが)こっち左側にいって、こっちに右に行ってこうやって、

こっちはこうこうこうですよ。それで更にここなんかは点が軽いんですよ!ここ重かったから。軽い!こっちに入って、ここのつながり方が、この1本抜けて、空中と先ほど申し上げました。ウォーンと入ってきてる、それでグッと止めて、だからここで点みたいに書いてる。それで更にこっちに入ってる。こっちに行ってる。

こうこうというすごいリズムがプンプンプンプンだからいっている。これはこういって、ウーンといって、ウーン、ウーンだから、ここはちょっと早いかもしれないけど、ここのリズムも違うし、こっちはよく見ると、こっち側と殆どこれ同じに揃ってる。こっちで入っていってますよね。こっち側に入ったからね絶対おかしい!これは!原帖と全然違う!

それで更にね「白」だって、もう本当にブーンとおもむろにもう最後に閉じる。ここのところは接触、微妙に接触している。それで行って切れてある程度これは楷書に近いような感じで書いている。ここはすごくやっぱりきちっと書こうという意識が感じられる。

すごく!それでここで点の位置もいいですよ。あと少し入って、下にいって、ニューンと抜け方もなかなか、ここはちょっと飛んでるんでしょうね。これ。

そうでしょうね。ちょっとこういう抜き方はしないから、ここは(法帖が剥がれて)飛んでいるかもしれないけど(もしくは急速に脱力をしたことにより、筆先が割れた可能性もあります。)

綺麗に本当に閉じてる。ここなんてキュンとすごいここは閉じて入っちゃって、これある程度、本当に正方形に近い!なのにこっちは台形みたいになっちゃってるしというね全然違う!これはこれで見ると「羲之白(もう)す」で三文字がちょっと右に寄ってきている。

これまっすぐで3文字は綺麗ある程度に揃ってる。それで「不審」ここのところが後の下の字がこうなってきれいにここが揃ってる。

でもこれ見るとこう右に来て、それで相当左に入ってそれで右側に入ってますよ。こう倒れている。これ面白いんですけどね。この要するにああ、いっちゃったな!

こっち戻そうという意識ですね!それでこうこうときてこうで。行っちゃった!あららと言って、ここから書けばよかったのにこっちに入っちゃって、ああああああっ!これで戻そうとしてるんですね。復元力でね。

なかなか良いそれが、それでここもポンと当てて、こっちに飛んで、キュンと要するにもうグって言った瞬間にもうこっちにいこうという、書こうという意識。それでここもなかなかおもむろにグニュニュンと太い。ここは全部骨みたいになっちゃって、スケルトンみたいになっちゃって、中がすっからかんでね。もうなんか線が味がないですよね。これは全然!形もちょっと変だしねちょっとね。

これすごくおもむろでいい!それでこうきて、ここのところも、なかなか閉じ方が、こっちはそれでこう来て、こうやって、こう出ているんですね。

それでこっちもこれに倒れちゃってるから、それにつられて、こっちに相当いってますよ。こういう感じでもしくはこれこう、こう、こう、こう、こう書いて、こう書いて、最後にここはジューンといってますからね。基本的に「書」という字もそうだけども、まあこう書いたときに「日」という字を最後書いて、最後に一本下に要するに真ん中線を引いたほうがい左右のバランス取りやすいですからね!そうやって書いてありますね。

まぁこれはそれについているでしょう。これいいですよ!”本当に倒れちゃったから、だったらいいと変にここで戻るよりも、もう倒したえという、もう全部二字ともいってますからね。これで(バランスが)取れているということでこれもねなかなかですね!

本当に「卒意」と言いますけど、わざわざ
表現してこれをやってやろうっていうんじゃないんですよ!もう本当に自然の中で流れで人間だからちょっとこっちにいっちゃうこともあるんですよ!だからそれを上手く、もう全然違和感ないようにするためにようにね。そういった復元力というか、そういうことを見て取れるんですね。

こっちはすごい要するに線の動きが本当にぎごちないんです。すごいぎごちない。だから本物をやっぱり双鈎塡墨の搨本というのは、もう本当に価値があることで、この「尊」(の頭)はちょっとこういう打ち付けて、やっぱ打ち付けて出てくるっていう。なかなかこの王羲之の特徴だ!

それでこう繋いだら、もう連続性に入ってこうきて、グッといって、こっち重いから、軽くして、それで左上を重くして、右下の方は軽くすましていこうと言う、ここは楷書、細楷と似てるんですよ

だから入りがあっえ、もう入ってこう入ってきた瞬間から、もう次にこっちに動いてるんですよね。

要するにここで止めて次に行きましょうというんじゃないんですよ!もう入った瞬間からちょっちょっちょっと上がってて、連続的に、それでまたちょっと起こして下げてるという、ここをちょっと太くしてね

あまりここまで細すぎちゃうと、もう線が軽く飛んでいっているように見えるから、ちょっと太くして、それでこうきて、ここんところ最後おもむろですよ。少しずつ太くしてゆくことによって、こっちとこっちのバランス、左上と右下のバランスがとれてます。

それでここで点も含めて近くして、近づけて、そうということで、すごい良いですよね!これなんかもこっちの入り方、動いてここ特徴ありますよね。

この本当に空中の線がねもう絶妙!紙との離れる離れないというもう「不即不離」と言いますよね。くっつきもしない、離れもしないという、これもなかなかここを埋めてるでしょ!すごく!

これでこっちは縦がものすごいこの骨の月が肉月ですけどね。スリムですよなのになんか大丈夫、ひょろひょろ見えないということ、それでこっちでなかなかこれもいいんじゃないかというね。

要するにこの骨に対してちょっとこれが下がっていますよ、それでここもあんまり出さなかったのが良かったですね。これはこの字がこう大きく見て長方形ですけれども、ここが一本ここで出てるから、これは後で見せるのであんまりここでやっちゃうと、もう字がでっかくなっちゃうんですね。

ということでなかなか、それは上との兼ね合いもあるでしょうね。それでこう出さなかったあんまり。

それでこっちでしょ。すごくここは早いんですね。すごくねもう鋭いというか、ここは本当にピアンとてきてきて、ここはもう本当に紙の下のところであーという感じだから、本当に軽くちっちゃく書いてますよね。これで墨もなくなってきたし、まあこのあたりでつけようかと墨をつけて、次の行に入って「何」という字に入ってますよね。

それでこれだって線ね、黄庭堅などはよくこの入った瞬間からウーンといって、またウーンとまたうねって、要するに線の中で決めたら右側にピンと行くのではないのです。これはすごい右に行き、当たり前すぎるんですよね。黄庭堅なんかはこう揺れた線を好んで、この王羲之からちょっとこれは得たんじゃないかと思っており、まあ彼の場合は相当され使うから、グニャグニャに見えるんですけれども、王羲之の場合は

すっきりと使って、それでしかも「何」という字、これいいですよね。この入り方、ここが空いてるし、これはすごい天才的というか、だからこういう風に字がちょっと左側に行ってひしゃげてみえる。

それで「如」もここはなかなか面白いんですけれどもね。「女」がちょっと小さくなっちゃって、そうしたらこっちをものすごく大きくして、バランスをこれとこれでという考えでしょうね。おもしろい!なかなかこっちも出ていない「ノ」の終わりも、おもしろいですよ!

こういう形で見せてますよね。それでこの「遅」という字だって、こうきて、こうきて、ここで結構開けてここちょっと直線的ですよね。ピンピンときてここもブンと直線的と思ったら、ここも三本の線が微妙にやっぱり違いますよね。

これは一番上がっているという感じがする。それで最後もある程度上がってるという感じで、3本の線の始まりのところとこれ二本目だけはちょっと右にいっているとか違うんですよね!これも!

だからすごいよく(線を)読んでいく、ここもすごい自然でこうきたら、そのまま、要するにここと同じで「何」の一番長い線と同じで

要するに一本の線の中で連続的に変化してるということなんですよね。それでこれがトンと入ったらスーッと入ってきていて、もう素直、それで微妙に要するにこれは行人偏ですよね。それでここのところで一本あって、このところで最後ちょっとこうなって、要するに一画が隠されているということであるわけなんですけども。要するに受け方、このちっちゃいここがいいんですよ。そしてここは一緒につないであげている。これでここでこっちにいって、外に行って一回で入ってきて

それでギューンといって少しきて、こっちはギュッとこっちに上ったと思ったら、もうこういくわけだから

全て要するにはい!一本いれました!はい!切れちゃった!はい、じゃあ最後です!とこれはそうなってますよね。こうきれちゃったとこっち切れちゃって、それで最後(と一画ごとにリズムが切れてしまっています。)

これすごい繋がってます。気脈がすごい!だから空中に飛んでいっても、線はつながってるということで、これなんかだって、本当に面白いですよ!これは上の三本がものすごく狭くて、普通もうちょっと長くになるんですよね。それでこっちに行くでしょ。それで下に行ったら、こっちに行くんですけども。

それとここ、これだってここ普通、ある程度、もう少し中を広く取りたいと思いきや、ここを「人」(の字形)みたいにもうくっついちゃって、ここからいっているでしょと、いうことで、ここにこういったから、どんどん要するに上から押し込まれてきて、下の方に来てこう来ているから、なんか面白いんですよね!

それでここんところも、なかなか出方がいいでしょという、ここのその線も本当にシンプルなんだけど、本当に!ここもこっちはちょっと消えてなくなっていますけれども、こっちはちょっと早くしてね。

それでここのところだけで最後でバランスとってでしょっていうこと、それで「羲」という字はもういっぱい出てきますけどね。

こっちと違うんですよね。一本線の一番羊さんのこの横画が長くて、ここが天みたいで所と、ちょっと長いっていうね。

それでこれは「我」の方に入ってますよね。こっちを先ず先に書きますよね。このところも!

それかもしくは、ああ「羊」をこう書いてこうか!それでこう、こう、こう、こうでこう書いてますよね。

「羊」結構ここはもう細かい事でそれでこう、こう、こう、こうと書いたらもうすごく筆の先で鋭く、ここにきていますと、ここが重いから、少し。それでこうきてウーンと見せたら、プンと返り方がこれなかなかいいんですよ!これ下まで行って、この上にこういくんじゃないんですよ!

これ普通ですね!これ当たり前!こう言ったら、ちょっと戻ってきている線をそれでこっちにいっているんですよ。それで当ててこっち来て、こう、こう、こうでこれも角度違うでしょ。こう、こう、こうですね。

なかなかいいでしょうという、これも線をこういうふうに読んでいくんですけどね。それで点を打って、打ったら、これちっちゃいですよ。これ大きすぎる。

それででこう入ってきて、先ほどと一緒ですよね。すごく似ているんですけど、それでこうきて、抜けてここに次の点の所にきて、ここすごい早いんですよね。このところ。それでここからずーっと来て、グートと抜けていってるんですけどね。それが非常におもむろでいいんですよね。この本当に

普通は線が最初は強くて段々と抜けて細くなって抜けるところが、下がすごいだから安定感があるすごい!それで「冷」という字もスーンといったら、トゥーンときて、すごいです!これも本当に!

それでこうきてここが直線的でしょ。それでこう来たらねやっぱりちょっとこう来た線と途中で折れてるまで行かないけど、微妙にこっちの角度が変わっているんですよ。もう少しああ右に行こうかなという意識が働いたんです。ここでね。違うんですよね。これでこうきているでしょうと。

それでここの所は「無」という字、ここの所はもうすごい!もうすごいこれ行書みたいに書いてるのにここだけ、もう字が詰まっちゃって、もうあれかと言って、ここと同じで書く、書きたいという、それですごいこれは草書になってますね。

それでここのところいいでしょと言うね。この角度がみんな違うんですよ!その線のねその太さとなかなかいいと!それでこちらを見ますと、次またね墨をつけまして、

それでこうでしょと、ここもすごく本当にこの角度なんかも、こうきて、こうきて、ここがすごい開いちゃってるんですね。この線を書くときに普通こっちを通りたいのにああちょっとこれの字が左にいっちゃうかなということかもしれない。

右側に真ん中の線を持ってきて、それでこういっているんですよね。これでここであけて、こういってるから、ここがすごい空いているんですよね。これ当たり前ですね。これなんかもね。

王羲之は意外と「貝」とか、こういうところ(点折)をちょっとやってから、こう外側に行って、右側にいって、それで最後のところでギューンともう入ってくるというのは、もう何回か私見た方があるんですよね。

だからこれはすごい彼の特徴かもしれない。これ当たり前過ぎちゃいますけどね。こっちはだってもう普通に「頁」という字を書いていますからね。

これはすごいですよ。しかもこれが出ちゃって、ここへいっちゃって、下まで来ちゃっているから、あらら!と思って、こっちからここにいって、ここが空きまくっちゃってしょうがないからと、だから点、点から上に入り込んでいきまして、普通は点点は下に来ますよ。これは(枠が)長すぎちゃったから、だけどそれを復元しちゃったと、それ戻しちゃった!

なかなか面白いんじゃないかと!それでここなんかもが結構少し折れて硬く書いてますね!やっぱりちょっと遊びすぎちゃったかなっていうことで、ここでね!(笑)

それでここで威儀を調えて、それでこういう風に、これの線も三本が違うんですよね。こうなって、こうなって、こうでしょ!それでここなんかも、こうできていますからね。それで一本が来ていますね。

ここすごいやっぱり線が本当にもう繊細で線がもうものすごく、ここが素晴らしいなぁと思って、鋭いなぁと思って、それで受けて、受ける瞬間はポンときて、

要するに筆鋒が瞬間的に開きますからね。それでその反動でフンといってますよね。それでここから溜めた反動でグルンといって、ここいって、こういっているんですよね!

それでもうここ、ここのところ、もう丸みを帯びてて、ここは硬いんですよ!すごく四角っぽい、それでここは丸みを帯びている!本当に一時の中で同居しています。それで一字を構成してますね!見事じゃないかと!拍手しております👏

それでさらにここもピュンと打って、それでスーと入ってきて、グーときて、ここはクッときて、右上にいって、ここで復元して、少し戻して、やっぱりちょっと行き過ぎちゃうから右上に、それでこっちも行きたいし

ここすごい早いでしょと!こっち側が左側がちょっと細い、それで右側が太いというね、それでこう来て、それで回って、それでおもむろに回って、こうでしょという、引き抜き方の時も、こういくんだけど、ちょっとこれだとアレかなと下の方に、次の字にも行きたいしと、それでいいんですよ!

これ違うんですよね。太くなって抜けてるんではないんですよ。これ絶対こういってここまでいったら方向が変わってますということなんですよ!これそうなっていないし、全然違う!それでこの「白」も、こっちとこっちて「白」だらけだから、

「白」を変えなきゃいけないと!これはいきなりブンと入ってきた。それで結構王羲之は、この「白」も先ほどもそうでしたけど。

点みたいにして書いてますね。プンといって書いてる。横はここは少しすごい、それでここのところで太くなっちゃってるから、ここはすごく軽くして、面白いね、ここは、本当に!左側が太くてこっち側がしっかりしている!こっちなんかは言ってれば、うん、草書っぽくなっちゃって、あちゃ、困ったなとちょっときれいに(書いていて、)こっち側とこっち側がちょっと違うんですよね。

不思議!やっぱり彼はいつもの感じで草書みたいに書いちゃおうと、だけどああ、ちょっとやっぱり真面目に書かなければいけないかな。相手はちょっとこういった目上の人だからといいう意識かもしれませんね。

それで「羲」という字がトンといって、点でしょ、これで次は今度はここがすごい空いてますよね!やっぱり線の角度が違いますよ!これ、これは右上に行って、これはある程度起こされて、こっちは上に行った後に打っている。まぁ大体王羲之は上に行って、これもそうでしたけれどもね。

少しこうなって横画は長いものは、こうなって、こっち「羊」さんの真ん中の線を書いてから、こっちにこう移るんですよね。こうでこれで書いてますけどね。ここがすごいなんか、今度は太い!先ほど確かこの辺がすごい空いてましたよね。

それで一番最初のはここ全部潰れてましたよね。全然、全部、違う「羲」もということで、「之」はちょっとこれ欠けちゃって分かんないけども、

もうちょっと剥げてますけどね。剥離してますけども。それでこれもちょっと剥離してるけど、でも少なくとも、この「白」という字とは違う!

こっちは今度こう言ったら、こうきてますね!まあ背勢まで行かないけど、ちょっとこうなってそれで!でもここすごい丸みを持ってる!ここがすごいカクカクが出ている!ここは細くいって、ここが強く入ってる!もう1回入ってこれはこういってうっといって、こう来ている。これは細くいって、もう一回いって、隷書みたいですね。

隷書だって、横を書いてこうでもう一回入れ直すからみたいな感じ。こっちはある程度、ギューンとして、ある程度マルイけども、点折でギュンという風に書いている。全部違いますということで。

王羲之はこれだけのことでも、これだけね線を読んでいくという、もうリアルタイムで実況中継してしまいましたけどね!

こういった見方をして私は楽しんでるということでちょっとシェアできたら嬉しいなぁと思って、こういうふうにやってみました!それで実際そういうことを読んだ結果を臨書するんですよね!まあもちろん形も大事ですけれども、やっぱり線の質の変化がね一番ねやっぱり重要じゃないかと!

形っていうのはある程度、まぁやればどんどん慣れていけば、どんどん、どんどん、慣れていけば整うし、でもやっぱり線の変化を含めて、形と更に結びついてますからね!

形だけ別の問題でまた筆意というのは別だということじゃなくて、筆意に伴って形のもその先ほど見たみたいにあちゃ、こっちいっちゃった、戻そうということで形を作っていく、常にバランスをとろうとね。

だけど大体どっか行っちゃうとか、うーん行き過ぎちゃったな、戻そうとか、そう
いうことでやってますからね。

という形で元々ある字を見るんじゃなくて、要するに私が思うのは王羲之のこういう字があるという事じゃなくて

その無からこういうものが生まれて、この王羲之が書いたときは白紙の状態からこの書を書いたわけですから、そういう見方をしたいなと!

要するにこれがもうあるものだと、王羲之の有名な法帖だと、もうこれを学びますと言ったとき、もうこれがあるというところから始めるんじゃなくて、王羲之がどうしてこういう字形とか、こういった筆意になったのかっていうことを考えながらやっていくことが大事じゃないかなと思って、こういったビデオになりました!

今回もなかなか盛り上がっちゃいましたけどね!まだこういっあ細い気づきなど、それの積み重ねで王羲之をどんどん探って深く入っていきたいという気持ちでやってまいりたいと思いますので、何とぞよろしくお願い致します。どうも今回もありがとうございました!

Follow me!

PAGE TOP