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モーツァルトのピアノソナタ ハ長調 Klaviersonate C-Dur, KV 330はシンプルでウィットに富んでいました!

モーツァルトのチャーミングなピアノソナタ ハ長調 Klaviersonate C-Dur, KV 330(1783年)はシンプルでウィットに富んでいました!!

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第1楽章

提示部
第1小節 C: I IV46
第2小節 I
第3小節 IV46
第4小節 I
第5小節 IV46
第6小節 I
第7小節 I46 V 7
第8小節 I
第9小節 IV46
第10小節 I
第11小節 I46 V7
第12小節 I
第13小節 I46 V7 I46 V
第14小節 I
第15小節 I46 V7 I46 V
第16小節 I IV
第17小節 I
第18小節 I46 V/G: I
第19小節 G: I
第20小節 IV46
第21小節 VII V56
第22小節 I
第23小節 I
第24小節 IV46
第25小節 V56
第26小節 I II7 I6 I
第27小節 IV
第28小節 I II7 I6 I
第29小節 IV
第30小節 I IV
第31小節 V e: vii7 I/G: VI
第32小節 II6
第33小節 VI I46 V7
第34小節 I
第36小節 G: V56 I
第37小節 IV D: VI7
第38小節 IV46/G: I46 V
第41小節 VI6 II6 I46 V7
第42小節 I IV46
第43小節 I
第46小節 I6
第47小節 II 6 I46 V7
第48小節 I

第55小節 I46 V7
第56小節 I

展開部
第59小節 G: I VI C:V2
第60小節 I6 a:v2
第61小節 i6 G: VII34
第62小節 I6 V9
第63小節 I6 VII34
第64小節 I6 VI
第65小節 I46 V7
第66小節 I
第67小節 I/C:V
第68小節 V7
第69小節 a: vii7
第70小節 ii6 v56
第71小節 i vi6/F: I6
第72小節 II7 V34
第73小節 I VI6/d: i6
第74小節 G: V46 V34
第75小節 V7 C: V34
第76小節 I c: i
第77小節 ii56
第78小節 G: V56
第79小節 I VII C: V7
第80小節 I46 c: i46 v7 i46
第81小節 v C: V7
第82小節 I46 c: i46 v7 G: VII7
第83小節 I/C: V
第84小節 V7 d:vii7 C:V7 d:vii7
第85小節 C: V7
第86小節 V7

再現部(提示部と同様)
第146小節 F: V7 I/C: IV I
第147小節 IV I IV VII
第148小節 I
第150小節 V7 I

第2楽章

第1小節 ヘ長調 F: I V7
第2小節 VI I6 VII6 I
第3小節 IV6 5 I6/C: IV6 VII6
第4小節 I
第5小節 V56 I
第6小節 V34 I6
第7小節 II6 I46 V7
第8小節 I g: ii
第9小節 vii34 i6 v34
第10小節 i F: II VII34 I6 V34
第11小節 I IV6 I6 IV II
第12小節 V
第13小節 V7 I V46 I6
第14小節 V2 B: II2
第15小節 V56
第16小節 I/F: IV
第17小節 IV46 I
第18小節 V56 2 I6 V34
第19小節 I 46 V7
第20小節 I f: i
第21小節 ii vii
第22小節 i
第23小節 v6 56
第24小節 i/As: VI
第25小節 IV
第26小節 V56
第27小節 I II6 I46 V7
第28小節 I As: I
第29小節 Es: IV V34
第30小節 I f: v56 i
第31小節 vi7 ii6 iv6♮
第32小節 i46 v i
第33小節 iv v i
第34小節 vi/b: iii v2 v7
第35小節 i/f: iv i46 v
第36小節 i
第37小節 ii vii
第38小節 i
第39小節 iii vii 7 v7
第40小節 i

第60小節 F: I
第62小節 VI/C: II VII7
第63小節 IV46/F: I46 V7
第64小節 I

第3楽章

第1小節 C: I V
第2小節 II2 I V
第3小節 I V
第4小節 IV46 I V
第5小節 IV6 I46
第6小節 IV I6
第7小節 V7 I
第8小節 V
第9小節 I 6 V
第10小節 I V
第11小節 I 6 V
第12小節 I V
第13小節 IV6 I46
第14小節 IV I6
第15小節 II6 I46 V
第16小節 I
第17小節 II6 I46 V7
第20小節 I

第21小節 C: I V34
第22小節 I6 h: vii7
第23小節 vi6/C: V6 I V34
第24小節 I V6
第25小節 I
第29小節 I
第30小節 V6/G: I6
第31小節 V56 I
第32小節 V7
第33小節 G: I
第38小節 I V 7
第39小節 I IV46
第40小節 I/C: V IV
第41小節 I6 I
第42小節 V46/G: I46 V7
第43小節 I IV46
第44小節 I/C: V IV
第45小節 I6 I
第46小節 V46/G: I46 V7

第47小節 G: I
第48小節 V
第49小節 I
第50小節 V
第51小節 I/C: V
第52小節 V7
第53小節 I/G: IV
第54小節 I d:vii7 G: I46 V7
第55小節 I/C: V
第56小節 V7
第57小節 I/G: IV
第58小節 d: vii7
第59小節 G: I46
第60小節 V7
第61小節 I
第62小節 V7
第63小節 I
第64小節 V7
第65小節 I V7
第66小節 I V7
第67小節 I V7
第68小節 I

第69小節 G: I
第70小節 V7
第71小節 I V7
第72小節 III
第73小節 I a: vii6
第74小節 i6 g: vii
第75小節 vi46/G: I46 V7
第76小節 I
第77小節 I a: vii
第78小節 iv46/G: I46 I V6 5
第79小節 I II7
第80小節 IV I6/C: V6
第81小節 VI7 V6
第82小節 V34 I
第83小節 V6 I
第84小節 III V34
第85小節 I V56 I
第86小節 V
第87小節 c: i46
第88小節 v
第89小節 i46
第90小節 v
第91小節 vi7 iv6#
第92小節 v
第94小節 v7

第124小節 F: V7
第125小節 I
第126小節 D: V7
第127小節 I
第128小節 C: V56
第129小節 I
第130小節 II6 G: V56
第131小節 I/C: V
第132小節 I
第133小節 V 7
第134小節 I
第135小節 V
第136小節 I
第137小節 V 7
第138小節 I IV
第139小節 I/F: V IV
第140小節 I/C: IV II6
第141小節 I46 V7
第142小節 I

第146小節 C: I
第147小節 V
第148小節 I
第149小節 V
第150小節 I/F: V
第151小節 V56
第152小節 I/C: IV
第153小節 I g: vii7 C: I46 V7
第154小節 I/F: V
第155小節 V56
第156小節 I/C: IV
第157小節 g: vii7
第158小節 C: I46
第159小節 V7
第160小節 I
第161小節 V7
第162小節 I
第163小節 V7
第164小節 I V7
第165小節 I V7
第166小節 I V7
第167小節 I V7
第168小節 I a: vii7
第169小節 i/C: VI
第170小節 II6 V7
第171小節 I

2021年4月8日

皆さま、こんにちは!

モーツァルトまた出ました!

今回はもうそのピアノソナタ! 鍵盤楽器のための、クラヴィーア(Klavier)のためのソナタ、と言われますけど、

これをやってみたいと思ってたんですよ!

というのは、結構このソナタは本当にチャーミング(笑) ユーモアやウィットに溢れてるんじゃないかと!いうことで結構これ愛奏してるんですけどね!

このソナタをよく見てみると、繊細でもう流れがすごい上手く考えられているんですよ!

しかも使ってる楽想や転調も、非常に簡潔でね!

もう簡潔さと繊細さが同居した大変素晴らしいソナタだと思いまして!

それでシンプルでもうウィットに富んでいて、最高じゃないかということでやってまいりましょう!

そしてこのソナタにはもう沢山の良い録音が残ってるんですよ!

もう本当に愛奏されておりますから!

その中でどの演奏で聴いていきたいかなと思ったとき、

やっぱりモーツァルトといえば、《パリのモーツァルト(Mozart á Paris)》と書いてあるんですけどね。

モーツァルトは二回、パリに行っておりますけど、

小さいときに一回、もう七歳とか、幼少期に、これともう一回行ってるんですけど、 青年期になってから、仕事を求めてですね!

それでところがですね! その時に色々と作った作品がありまして、

それをモーツァルトが生まれて200周年ということで1956年にこのシリーズが出まして、

このレコードは本当にものすごく貴重なんですよ!

それで演奏者も演奏内容も本当に素晴らしいということでね。 結構これは愛聴しておりましてね!

それでしかもこのアリーヌ・ヴァン・バレンツェン(Aline van Barentzen, 1897-1981) と書いてありますけどね。このピアニストは本当にすごいんですよ!アメリカにもう19世紀の終わりに生まれたんですけれども、

パリでマルグリット・ロン(Marguerite Long, 1874-1966)に習って、しかも デラボルデ(Élie-Miriam Delaborde, 1839-1913)という、かなりこの人もペダゴーグと言いましたけども、ピアノの教師として有名だったんですけど、彼らに習って、

まあ彼はフランツ・リストにも関係して習っていたこともあるかな。

そういったところであったり、今度ベルリン言って、カール・ハインリヒ・バルト(Karl Heinrich Barth, 1847-1922)に習いまして、またすごい教育者もいましてね!その人にも習いまして、そして更にウィーンまで行って、テオドール・レシェティツキ(Theodor Leschetizky, 1830-1915)もすごいですよ!

もうヨーロッパの三大と行ってもいいぐらいの音楽都市の もう最高の人に習って、

それでフランスにまた居を移して、それから結構色んなフランス物を弾いたりしてるんですけど、

ベートーヴェンのソナタもよく弾いているんですけれども、

そういった感じでもう本当にすごいから、 もうフランスもの弾いても、ドイツものを弾いても、全部素晴らしい!という感じでね! 本当に楽しめるんじゃないかなと思うんですよ!

そしていつものケッヘル・カタログけれども、このソナタは1778年にパリでと書いたというんですけども、ケッヘルは1779年と言うんですけれども。

実は様式的に見ても微妙でこのソナタはこの頃のモーツァルトのソナタもより流れが美しくて、全てのアイディアがもう整頓された形であるので、もう少し後なんじゃないかなと考えられていたんですけれども。

実際こちらを見てみるんですよ!ウィーンのアルタリアで1784年に出版された楽譜はありまして、

その時にモーツァルトのお父さんにこの1784年6月9日に書いた手紙の中で書いたことは、この三個のソナタについて言及があって、それでこのex Cという、ハ長調のものが今我々は聞こうとしているKV 330であるんじゃないかということでね。

ちなみにこの次のこのイ長調のKV 331番ですよね!これは有名な「トルコ行進曲」がありますということで第3楽章についている、もう傑作集のKV 332もなかなかいい作品でして、

そういった理由でこの最高傑作のソナタについて言及してるんですよ!

しかもこの楽譜で出版されたこのソナタについては、こういった形でちゃんと出版されているんですよ!

これでこの自筆譜を見てみますと、最初に出しましたけど、こうなっておりまして、

この自筆譜もX線で撮って、紙に使われている透かしを見ると、やっぱり1783年くらいじゃないのというように、そう考えられるようになったんですよ!

それで明らかにそちらは科学的にもうそうだということで、かなり信頼性が高いんですけども。

そうなっちゃうと、さっきの《パリのモーツァルト》というシリーズが成り立たなくなっちゃいますけど、

パリじゃなかった!実はウィーンかザルツブルクで1783年に書いたという、ちょうどモーツァルトがウィーンに越してきて、その時に沢山、貴族とか、非常にお金持ちの市民の子弟たちに教えるために作ったり、

先ほどの出版のために書いたんじゃないかと言われていたりして、非常に音楽的には内容はあるんですけれども。

シンプルで弾きやすく書いてある!そうすごいですよ本当に!

シンプルさと内容、音楽性が伴っているという、そういうことでありましてね!

むしろそのモーツァルトはその中の方にどんどん内的な細かさに行ったという、それですごく一つ一つの楽想がはっきりしているんですよね!

そういった教育的や出版的な理由でもあるんじゃないかと考えているんですけども、現在は

こういった形で自筆譜はきれいに残ってるんですよ!

先ほどのお父さんへの手紙でアルタリアに楽譜を渡しましたよとは、これがそのオリジナルじゃないかと!

もしくは渡したときに同じコピーを作って渡したかもしれないけれども。

これがモーツァルトの手で書いたオリジナルで第2楽章 Andante cantabileでありますよね!

それでこちらに第3楽章 Allegretto ありますね!

すごいモーツァルトはハ音記号で書いたんですけどね!

だから自筆譜でこういって見ていこうかなと思ってたんですけども、

まあ新モーツァルト全集がありますから、それでいきましょうということで聞いていきたいと思います!

今回はもう第1、2、3楽章全部通していけるんじゃないかなと思ってまして、

そういったことでありますから、もう実際に聞きながら楽しんでいきましょう!それでは行きましょう!

(第1楽章 提示部)いいでしょ!このハ長調(鼻歌♪)この語りかけるモチーフ!上がっている。ポンポンポン!ここは最高でしょ!

おお、この跳躍!下から上がっている!

この高いところにも来て、今度は下がってくる!

(上が音階を奏でながら、下の)ここが空いているのがいいでしょ!

それで下の所についてくる!(G音が保持されています!)

ね!(第16小節)ここの(♭が付いていて)下がる!

ここの付点が良かった!

ここのところなかなかいいでしょ!

ここで微妙に(左右が)対話してるんですね!

ここ良いね!引き締め!(第26小節)三連符で非常にいいです!

(第19小節)ここでト長調になっています!(第31小節)ここホ短調ぽい!

おお!上がっていくんですよね。ここのところの受け方!最高

(第34小節から独白と対話のような関係になります。)

(第37小節)ニ長調ちょっと経過したかな。

ここのところ!すごいでしょ!

ここは本当にペダル低音があって、上がってくる!

(右手が細かく分割して)軽くなって下がってくる!グン!と止まって、

おお!ここでもっと細かくなって変奏された!

付点リズムいいでしょ!この(左手の)パッとつけるところがいいんですよ!

(第59小節 ト長調、第60小節)イ短調!(第63小節 ♭が付いて短調ぽい)

(第67小節)ここでハ長調ぽくなって、

対話!(第67小節 ハ長調のドミナント)

(第69小節)ここ、イ短調ですよね!

(第71小節)ここへ長調になった!個々のリズムが(ホケトゥスで左右が掛け合いながら、シンコペートしていて)面白かった!

(第73小節 ニ短調を瞬間に経過、第74小節 ト長調、第75 ハ長調、第76小節 ハ短調)ここね!すごく!

この同音連打がいい仕事してるんですよ!

(第78小節 ト長調)今のところ(第79小節)は(第80小節 ハ短調を瞬間に経過して、)ハ長調だったちょっと響きが暗いんですよね。(左右が掛け合いながらホケトゥスをなします)

ここで一緒になった!

ここでちょっと二声ぽくなっている!

(第82小節)ト長調、(第84小節)ニ短調(を経過して)また(第85小節で再現部になり、)ハ長調に戻りましたよね!

(第96小節)ここの(アルペジオ的なスタッカートがフルートのようで)最高!

ここは(下が保持低音で)音程をこうやって動きを与えながら動いてました!

ここで変奏した!フルート見たい!トルルルルーン!

ここの下がってくるところのアーティキュレーションが最高!

もう一回きました!これ、半音階がいいんですよ!

ここで少しずつ戻ってきたんですけれども(第108小節 ト長調で次の小節で)なんか変わった!

ちょっと上がったでしょ!気分が!(第110小節 ハ長調でも♯が付いて明るいです!)

この導音でダーンと行きます!

ここすごい(前打音と)三連符が軽やか!

(第118章小節)ここ!(fpの不意打ちで)イ短調ぽくてゴーン!フォルテで来た!

ここ、タータの半音階や導音がすごい!こういう細かいところがいいんですよ!

(第124小節 ト長調)これは(スタッカートで左右が)一緒に上がっていきます!それで次は滑らかでしょ!(sfとpの合わせ技です。)

今度高いところオクターブ上で二声ぽくなって動いてきた!

今度はこれで分散和音でしょ!トゥルルーンと間はトリル!

ここで低音が(来たら、)今度はこっち(高音)に来る!

重音が来ました!

管弦楽が全部鳴っているみたい!また変えた少しここは付点と(細かい分割)!このモーツァルトらしさ!

タータと入るところ!

最後にちょっとここで(第146小節 ヘ長調の属七を瞬間に通過して、)瞬間的に短調ぽくなって、

しかも面白いのはfとp!少し優しく終わってるという!

すごいこのクラヴィーア、鍵盤楽器で弾くから、オーケストラの作品と違って、やっぱりを音色が一緒ですよね。一人でしかも弾くわけでしょ!

ですからリズムや微妙な音程関係にそれと重さ、上に行ったり、下に行ったり、 その重心がどこにあるのかを変えたり、

それと時間間隔が狭くなって、どんどん変奏されたりとか、

そういった細かいところで色んなことを表現しようとしてるわけなんですよ!モーツァルトは!

だからすごい頭の中でやっぱりピアノ曲とか鍵盤歌曲という発想じゃなくて、よりそのオーケストラとか、室内楽みたいなものを全体をソナタの中でやろうという風に考えられている!

だってどこかでちゃんと四個の音がパーンと鳴って、軽い!開いた!それで線的になった!聞かせた!

ここでガーンと鳴ってる!これはやっぱり室内楽ぽいですよ!非常に!

それでありますから、 そういった形でモーツァルトが考えていたんじゃないかなということが伺える!

ただ鍵盤楽曲だけを考えると、鍵盤楽曲の本質が見えなくなるという面白いことなんですよ!

同じ頭の中でモーツァルトは発想して書いてますから。

もっと言えば姓楽曲やもう管弦楽曲や協奏曲みたいな発想も、そういったパート間の交換とか(コンチェルタートやホケトゥスなど)、

そういうのも全部クラヴィーアの上でやっちゃおうと、そういう発想で書いてるんじゃないかということもいえるわけですね!

やっぱりモーツァルトといえば、こういった緩徐楽章と言いますけど、穏やかでゆっくりした。

まあこれからゆっくり大体こういったソナタは、早い、ゆったり、早いとか、そういった形でちゃんと緩急をつけられて作りますけど、

このアンダンテがなかなかいい!ということでこれに行ってみましょう!

第1楽章からの連続連続みたいな感じで第2楽章に行きます!

(第1小節)ヘ長調ですね!これね!

これ(低音の増強)がなかなかいいんですよ!

(第3小節)ここはハ長調!

内省的!

(第5小節)ここは(ドミナント上の)同音の連打!

おおここは!パーンといってから解放!

ここは重くなる!下降音型!(バレンツェンの前打音の解釈が非常に素晴らしい!)

(第8小節)ここからト短調ぽいでしょ!ここから下降!(平行的に動いていく重音)

(第10小節 ヘ長調)それで上に引き継がれる!(重音からの解放)

これが本当に絶妙(な同音連打)!

(第13小節)重い低音!

その気持ちが引き継がれて、

ここね!(第15小節 変ロ長調の最後の拍が)ぶつかって微妙にいいんですよね!(第16小節 ヘ長調のサブドミナント)

ここのところ!(第18小節 付点リズムとシンコペーションで)すごく解釈が良かった!(第19小節 重い響きからの解放)

(第20小節)ここね!へ短調!

ここの同音連打(のモチーフ)がいいでしょ!

(第25小節)ここがいいんですよね!すごい前打音!

おお!三回!この細かい動き!

(和音の中に)ぶつかる音が内包されていて葛藤を表現している!

これは問いかけ(のモチーフで)自問自答しているような!(第28小節)変イ長調、(第29小節)変ホ長調ぐらいにいったかな!

特徴的な導音(鼻歌♪)

(第30小節)ここはへ短調かな!?

(第34小節 ロ短調、第35小節 へ短調)ここでぶつかる音が入っているでしょ!(遅れて左手が付いてくる!)

(第36小節)またこの(短調化された)モチーフが(回想するように)出てきました!

(ppで弱く表現されていることにより、)なかなか味があるここ!

だが味がある部分

(第40小節)最初のヘ長調(の主題)に戻りましたね!

(左手のオクターブを重ねた)重音でガーンと下がるところがいいでしょ!

(第49小節)この三度の連続(平行和声)がモーツァルトが好きなんですよ!コードがパーンと付いて、

ここで

(第51小節)ここが重くて(下に引きずり込んだらふわりと)開放する!

非常にここ安定感がある!

これ下の方への流れ!

いいですね!ここの細かい(イネガル奏法!)

(第53小節)ここは付点リズムから言って、シンコペートしてますよね!

ここはdolce(優しく、柔かく)と書いてあって、そこの重軽の対話!

これは柔らかくて優しい!(第58小節)チャーミングな半音階!

ここで強めに受けて!

ここでタンタンタンとpで書いてあるのがすごいでしょ!

(第61小節 ヘ長調、第62小節)このへんはハ長調で(第63小節で)ヘ長調に行って、

ここで(最後に短調で出た音を明るく)回想するような感じで(長調で来る)!

という感じですごい途中から、短調になって、

最後にここで明るく回想する感じで長調で同じモチーフが鳴って、

最初のところと最後のこの部分は同じなのに最初に主題として出てきたより、

この真ん中の短調的な部分、葛藤や自問自答的な内容があるところを通過してから、ここに来ると全然違って聞こえると言う、

そういうモーツァルトの心情的な変化が、この中で表現されている!

非常にモーツァルトの緩徐楽章は美しい!

もうハートフル♡じゃないかということで感じております!

人間らしいというかすごく、その転調の仕方が見事なんだけれども、もちろん。

音の使い方がその人間の心理状態を非常に上手く、それにそぐうように使われているということで、

だからモーツァルトはやっぱり素晴らしかったと感じさせるアンダンテでありました!

それでこういった形でもうすごいアンダンテで情感がたっぷりだと思いきや。

今度はそのひょうきんさ(笑)

モーツァルトの何と言いますか、こんなに内省的で深い音楽が来たら、

次は遊んじゃうというか、その彼らしさというか、彼の手紙などを見ても、そうなんですけど、

もうふざけた事をいっぱい的な書いておきながら、途中に深みのある言葉をいうような、

モーツァルトはそういうタイプの人間なんです!やっぱり!

だからそういったことを含めて、ソナタにもモーツァルトらしさがあるんですよね!

だから今の雰囲気をちょっと思い出しながら、これに行くとすごい切り替えが早いですから、

ちょっと第3楽章に行ってみましょう!

ひょうきん!ハ長調でリズミカル!

二回目は前打音がトリルになっている!(トリルも音楽の流れが止まらずに自然に演奏されています。)

(細かいアーティキュレーションでバレンツェンの演奏はリズミカルで正確に音が出されていて痛快です。)

(第7小節)左の付け方が絶妙なんですよ!(第9小節 左が重くなりオーケストラのような大きさを暗示しています。)

(第16小節)三連符!今のところは押してきてから、バーンと三連符に行くところが解釈が良かった!(更に 微妙にテンポが落ちてから解放される対比が見事でした!)

(第21小節)ここハ長調の主題が戻ってきました!(第22小節でロ短調を微妙に経過して、)左手の面白いひょうきんなリズムこれは半音上がって!もう一回!

上がって!おもしろいでしょ!ここ!(特に第28小節の最後に少しゆっくりになりいきなり流れ出すように開放しています!)

(第30小節)ト長調

これ(線的な流れが左手の)下のところで引き継がれる!

(同度、四度、六度へ)少しずつ上がっていきます!(第40小節 ハ長調、第42小節 ト長調となります。)

(第44小節 ハ長調、第46小節 ト長調から)また繰り返しています!(2小節毎に転調しており計画的です。)ここで(エネルギッシュな)アルベルティ・バス(で押してきます!)

(第47小節からまた新しい美しく弾くのが難しいパッセージで三連符の流れで盛り上げてゆき、I→Vを二回繰り返しており計画的です。)ここは面白い(リズム!左手がずれていて)付け方が(絶妙)

(第52小節 ハ長調)ここなんて、属七が鳴ったでしょ!(そこから導音がトリルのように繰り返す音へとエネルギーが吸収されます。)

チャーミング!(第57小節でト長調に転調と思いきや、第58小節で一瞬、ニ短調を経過して直ぐに戻ります。)

(特徴的なスタッカート)

いいですね!ここの跳躍(から優雅な下降!)

(第69小節 中間部)ここのところからト長調!(第72小節で左右に衝突する不協和音が出てきます。第73小節で一瞬でそれを受けて、イ短調→ト短調へと上行します。)

この付点リズムはひょうきんな感じ!(第75小節 ト長調でチャーミングに下降して受けます。)

今の同じように今度は左で和声化されて付けられております!(第77小節で一瞬イ短調を経過します。)

少しずつなって、(第81小節でト長調に揺れて、)これ!ちょっと暗くなったでしょ!(第87小節)一瞬(イ短調ではなく)ハ短調かな!?(第91小節 増六度の面白い音程が出てきます。)

(第95小節 ト長調ではなく、ハ短調の属七)で揺れている!

(第96小節 ハ長調に)戻った!

オルゲルプンクトがありました!

これ!

今のところで少しゆっくり演奏した!

変えたんですよ!(テンポが)揺れた!

(第124小節)おお!ここが面白い(転調がアルペジオをしながら始まります)!ヘ長調の属七か!

(第126小節)それでこっちはニ長調の属七(第128小節 ハ長調、第130小節 ト長調、第131小節 ハ長調)

(第134小節)うーん!チャーミング!

(第138小節 ハ長調、第139小節 ヘ長調、第140小節 ハ長調)上がってゆきます!

入ってくるところがいいんですよ!(第142小節)一オクターブ下ですね!

(第146小節 ハ長調から三連符のモチーフを二回繰り返します。)

(第150小節 ヘ長調、第152小節 ハ長調)ここからついた!

(第153小節で一瞬ト短調を経過、第154小節 ヘ長調)

これは最後は協奏曲みたいですね!最後のところでソロが演奏しているみたいに聴こえたんですよね。

ああ!上がっていいね!ここがパーン!

一オクターブ、パーン!

(第166小節)ああ!ここの三連符と半音階がモーツァルトらしい締めですよね!(第168小節 イ短調を瞬間に経過して、第169小節でハ長調に戻り、力強く終わります!)

本当に思いました!

それですごかったのは、やっぱりこの田舎には色んな要素が入っていて、

ここのところでアルペジオが始まったぐらいでこれは一つ♭が付いていますからヘ長調でしょ!属七がきて、

それで今度は今度♯が付いていますから、ニ長調の属七でしょ!

ポーンという感じですごい計画的!

しかもこういった二小節ごとに、もうトニック→ドミナント、トニック→ドミナントという計画的に動いてる!

ですから、モーツァルトはこのソナタを作る時に計画性が高く書いているんじゃないかと考えられました!

本当に一個一個の音の連なりが自然にグラデーション的に動いていって、

最初から最後まで見事だった!本当に 絶妙でした!

それでモーツァルトらしさ、モーツァルト節炸裂!

最後のこの三連符と半音階(鼻歌♪)はモーツァルト節でしたね!本当にもう最高!モーツァルトらしかった!

ありがとうございました!

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