Press "Enter" to skip to content

モーツァルト 才気煥発 エネルギッシュな交響曲 第33番 変ロ長調 Sinfonie Nr. 33, KV 319を存分に楽しみました!!

モーツァルト 才気煥発 エネルギッシュな交響曲 第33番 変ロ長調 Sinfonie Nr. 33, KV 319(1779年)を存分に楽しみました!!

KF-Schola / 探究の探究では、頻繁に新作を更新する予定ですので登録下さいませ!https://www.youtube.com/channel/UCFO5Akv8rd0CO4lahUGn6jg

最近Twitterで編集の裏話や新作の動画の告知を始めました。フォロー下さいませ!https://twitter.com/KF_ArSin​

姉妹チャンネル KF-Ars Sinica / 系譜でたどる中華文化 もエキサイティングです!https://www.youtube.com/channel/UCVcCcF62H09v8Yk3mkU8ojg


2021年3月17日

皆さん、こんにちは!

モーツァルトのシリーズが沢山でおりますけれども。

交響曲やってみようかとなりましてね!

今考えていることは、モーツァルトの声楽曲、器楽曲、その中でも室内楽、交響曲、(協奏曲、)独奏曲などなど、

そういった色んなスタイルで書かれた作品をまんべんなくやっていこうかなと思っていることですね!

それと大きな作品に関しては、まあずっと全部やると、余りにも長くなりすぎちゃうことで一楽章ずつやっていて、

それで二楽章から後はどうなるのかというと、また出てきますからね!

まあそれから最初は、もう色んな種類、それと時期に書かれた作品を見ながら、モーツァルトの全体から掴んでいこうという形でやっておりますけれども、

もう結構に色々やってきましたね。すごく感じたことがあって、

モーツァルトの面白さは、ストーリーじゃないかと、音楽のその物語性というか、最初から最後まで続いて行く時に、例えば、音楽とは結局的に変化ですね!

その瞬間、瞬間にその中で色んなことが起きていくわけですね!

モーツァルトとは結局、例えば転調がすごく絶妙であったりとか、

それと転調まで行かない部分でも、和声進行という同じ調の中で高い方に行ったとか、3度、5度とか、135とか、あと145とか、それでまた1とか、125とか、

そう言う動きもあるし、不意打ちの転調があったりとか、あとは休符でポンと止まったら、いきなりパンみたいな、

そういう部分があったりして、それとリズム何か良いいえば、すごく付点リズム、滑らかなリズム、跳躍のリズムとか、

それと時間間隔を狭めていくとか、その長い音でピーと鳴っているところをタタタタになって、またタタタタタタタタ、

どんどん音符が細かく、短くなるもの、もしくは三連符など、タタタタタタそういった流れが良くなったり、そういうこととか、

あとは音量の問題もありますし、それはオーケストラの中では、特にそうですけどダーンとtuttiで鳴って、soloぽい所が出てきたり、

あとは下のところが鳴ってたら、上のところがお休みで、上が鳴ると今度は下が休みとか、その関係とか、

まあそれはコンチェルタートみたいな感じと言われますけどね。

それで細かい強弱の変化もあったりとか、

本当にあとは順次進行で跳躍に対して滑らかにいく動きは、非常に旋律的でその中で見ても、

すごいところで短音階(chromatica)が出てきたり、それで普通のところは長音階(diatonica)で滑らかに一つずつ上がってゆくとか、

そういうのもあったりとか、まあ結局その色んなことが起きていく中で色んなことが起きると、音圧が高くなってきて、ゴンゴンゴンゴンと行く部分と、

非常に緩和されて落ち着いた安らぎの部分と、その緊張感と安定感、圧縮と弛緩、その塩梅がモーツァルトは非常にいいんですよね!

結局もうアイディアが満載でしかもそれがすごく整理された形で出てくるんですよね!

本当にアイディアが一番生きてくる形です!

アイディアも詰め込み過ぎたら聞き取れないというか聴いてる人が分からなくなっちゃうけど

その工夫はすごく際立たせるように書いてるんじゃないかと、

そういった部分が絶妙というか、本当にすごい計画性が高いんですよ!

モーツァルトの音楽はもう何か起きると、そのずーっと前の小節に10や20小節も前から、ずーっとねもう少しグラデーション的に変わって、ここにくるから自然なんですよね!

違和感がないというね! 転調においても、そうなんですけど、

だからとあれというぐらいのところに無意識のうちに気づかないうちに過ぎていたりとか、結構あるんですよね!

そういうのがやっぱりすごいんだろうなというね! 自然さの中の工夫を見てこれているんじゃないかなと感じてるんですよね!

色々と見ていくと、モーツァルトの頭の中はどうなっているのかというのは、作曲のプランですよね!

というのも、見てこれて、面白かったんじゃないかなと思うんですけども。

ところで今日の作品は交響曲、1779年、KV 319ですから、中期のもうちょっと経たところでして、まだザルツブルクなんですけれども、これで書いた作品ですけど、

いつものケッヘルカタログを見てみましょうか!

これ見ますと、ここに書いてあるんですよね。本当にこの作品はちゃんといつ書かれたのかが分かっていて、

この時は立て続けに結構交響曲を書いてるんですよ!

すごいことにこの時に書いたのは、これ1785年と書いてありますけど、

これ上にこれアルタリアで出版と書いてあるんですけど、

基本的に当時ザルツブルクでは、1,2,4(に書かれた楽章だけ、)つまり三楽章制だったんですよ!

要するに速いアレグロ、アンダンテ、アレグロという形で書いていたんですけど、

後でそのウイーンで出版する時に有名なハフナー交響曲と一緒に出版したんですけど、

この時にメヌエットを追加して、基本的イタリアの初期の交響曲は、三楽章制でメヌエットがなかったんだけど、

マンハイム楽派でメヌエットが加えられてから、四楽章制が主流になってきたんです。

それでウイーンなんかでも、まあ最初の頃は三楽章制だけど四楽章制で演奏するようになってきて、

それでそういった形で、このメヌエットを追加して出版したんですけど、

最初の段階は三楽章制だったらしいですね。

それで今回聴いていきましょうという、こちらを見ていきたいと思うんですけれども。

オイゲン・ヨッフムという指揮者はなかなか、この人は手堅いんですよ!すごく音楽が良いんですよ!

こういう作品の演奏は難しいんですね!結構モーツァルトは

だけれども彼の演奏は一番良かった!

いつも私がこのシリーズをやっていくとき、演奏にこだわりがあって、演奏次第ですごい違うんですよね!

特に交響曲はテンポの取り方とか、そのどこを響かせるかにより、全然違うから、もう本当に難しいんですよね!

どれを選ぼうかという時にですけれども、この曲いろいろ聴きましたら、私もいろんな演奏で、まあ今でも聴いてまいりましたからね。

そうしたら、この人ピカーンとすごく来ていて、良い演奏だったので。

このDeutsche-Grammophon盤のこちらのオイゲン・ヨッフムで楽しんで参りたいと思います。

それでこの自筆譜にちょっと見てみたいと思うんですけど。

こういった形でやっぱりモーツァルトは綺麗に書いてあって、

いつもの特徴は管楽器がこちらの間に入ってるんですよね。

これは上側にここにヴァイオリン1,2が書いてあり、それで日本ですからね。それでヴィオラでしょ。

それでオーボエとか、あとホルンとか、ファゴットとか、こういったものが、(弦楽パートの)下に書いたんですよね。

今は上に書かれちゃうけれども、それで、バスでしょという形でバスの間にはサンドイッチのように見えるんですね。

オブリガート声部といいますね。この結局この管楽器の部分は、(弦楽器の部分が)四声体で書かれているものが主流で1234が間にその彩を加える形で考えていいんじゃないかということで見てとれるんですけれども。

それでモーツァルトは書いているでしょ!

何月何日とここに書いてあるから、ちゃんと分かるんですけどね。日付がイタリア語で書いてありますね。

これでSinfoniaと書いてありますね。もともとイタリア式のSinfoniaだったんですよね。

ものすごい大規模というような感じなくて、室内楽に基本的には、まあ四声体で書きますからね。

その室内楽にしても、交響曲にしても、当時そこに(管楽器で)彩を加えたっていう感じに書いてあるんですけども。

せっかくだから、自筆譜を見ていきましょうね!

本当にこういう風にきれいに書いてある!これすごく几帳面でモーツァルトはすごく音符が整然と並んでいる感じがして、

こういった筆跡を見ると、頭の中でもうパパパと来て、パンパンパンと書き入れている感じがするんですよね。

この上で考えてどうこうっていうんじゃなくて、モーツァルトの頭の中でこういう封にここのところをこう書くんだっていうのは、

もうプランがもう練られていた中で書いていて、段々と高くなっていくでしょ!

この一段ずつといつもの感じであったりとか、 うーん、ここは123と高くなりますけど、

それでここが引き継いたら、もう一個が一番ずつ上がっていくとか、すごいそういう音と音との関係性でよく書いてありますね。

まあここは結局1個ずつ上がってるわけでして、これモーツァルトの特徴ですね!

少しずつ行き、盛り上がっていくというところですね。

それでしかもフォルテとすごいピアノで拍感を際立たせようとしてるとか、分かるんですけど、

それでこちらも本当に間にポンポンと聴こえて、抜けたところに入ってくるのが、管楽器が入ってくるのが、モーツァルトの管弦楽法の特徴でして、

本当にこの時期ぐらいにちょうど、 もうモーツァルトらしさが出てきていて、全開になってるんですけどね。

本当にいいですよね!こっちに来たら、これが今度は管楽器のほうに受け継がれて書いてあるでしょ!

それでこのあたりは管楽器がお休みになって、ずーっと静かに弦楽器のところで動いていく形でバスも軽いでしょ!

それで少しずつ音量を増してきて、そうすると三連符でタタタタタタといくでしょうという感じであったりして、本当に本当に本当にいいんですよ!

モーツァルトの自筆譜は、もう筆が走っている!

本当はこちらのこういった自筆譜で聴いていきたいんですよね。

そうすると思ったんですよね!

この自筆譜はすごいきれいだから、私これで聞くことがあるんですけど、

小節数が書いてなかったりすると、後で参照をするときに、これだと最初から何小節目か数えなくてはならない問題と、

折角楽譜を自分で一つ一つめくっていくんですけれども、最初から最後まで大変なんですけれども、

それが同じ様式《新モーツァルト全集》に合わせた方が、統一した方がいいかなと思って、

せっかく用意したから、こうやってきれいに、楽しみながら見ておりますけれど。

本当に整然と書いてあって、これだったら、見ながら聴くことができるくらい、綺麗にもう清書されたように感じで書いてありますね。

それともう一つで結構やっぱりこれだと大きく書いてあるから、譜めくりの回数が多くて大変ですよね。

そうすると全体の像を見るには、やっぱり印刷その方がやっぱりちっちゃくまとまってコンパクトにこうやって支えてくれてますからね。

これ《新モーツァルト全集》ですけど、またこちらで見ていった方が、見やすいというか、

すごい白黒だけだしということで行ってみましょうか!?

これでもうこの作品自体は、基本的にソナタ形式で書いてあるんですよ。

大体その音楽の様式とは、モーツァルトは、その物語性と先ほどお話しましたけど、その中で動いていくというか、音楽を盛り上がってるだけで、

そういうプランを大きくパーンと頭の中に、じゃあ交響曲を書こうと言ったときに、

じゃあ先ずはどういう編成にするかという問題が発生してきて、

それは先ほど申し上げた四ですね。弦楽四重奏みたいになってますね。

それでその上に管楽器を置くわけですね。オーボエとファゴットとホルンですよね!

それでこれは移調されて書いてあるから注意しなきゃいけないとちゃんとこういう風に書いてありますね!

B♭なんですけどね!注意と!時どき 見たときにパーンパーンと見ると、

もうこれドだとパーンと読んじゃうんですね。だけどここはちゃんとそういう風にB♭管と注意していて、

それで編成がありますけれども、そういった形で全体の大きなプランが決まってくると書きやすいという話でしたけれど、

ソナタ形式とは、基本的には最初に何か提示してある。

それでその真ん中にはまた違うことをする。

それでまた最後に最初の形に戻ってくるという、

サンドイッチみたいな形でして、最初と真ん中があり、また最初に戻る、それが基本的だったけれども、

更にそれは細かく分かれて、まあ最初序奏(introduction)の部分があって、

それで提示する部分(exposition)があって、この部分なんかは鼻歌♪という感じで、これは序奏ですね。

やっぱりヴァイオリンがスピッカートで跳ねてる!そういう感じで期待感を持たせるでしょ!

そうすると主題が出るでしょうということ、だから最初のところが、この真ん中が展開(development)してくるでしょ。

それでまた戻ってきたところは、まあよく難しい言い方をすれば、再現部(recapitulation)とか言われるけれども、もう1回戻るということですね。

それで最後にそこでまた最初と同じようなことをちょっと変奏をして、最初にちょっと変化を加えて、

最後にコーダ、序奏に対して終奏でして、真ん中できちんと左右対称をきちんと考えて作られて、その方がすごい書きやすいんですよ!

次の問題は、どこにじゃあその主題を配置して、どういう主題を置いていくのかですね。

それを書くときにそのすごくまとまりやすくなるんですね。頭の中でという形で書いたんじゃないかということでして、

本当にこのKF-Scholaの中では、モーツァルトは、どうしてこういう様式なのか、

はい、これはこういう様式です。はい、ここがこういう転調しましたじゃなくて、

何でここはこういう転調をしてるのかとか、その何でを追究したいと思うんですよね!

それは最終的には魅力的にそうなるからだけれども(笑)

そういった形で見ていくと、その意味が一つ一つ見えて、モーツァルトがどうしてこういう風に考えたかが分かっていくんじゃないかなということ、

一つ面白いことではないかと思うんですよね。

面白さ!もちろん普通に何も考えないで聞くのは面白いですよ!

モーツァルトはだからすごい皆に愛されるけれども、じゃあ何でこうなっているのかと探究する時には、

実際そういったどうしてこういうことが起きて、こうなったのかを見ていきたいということでね。

いつも実況中継やってますけど、それもその瞬間を楽しみをお伝えしてまいりたいと思うんですね。

今回は早いから実況中継が追いつくのかどうか、本当にこれはもうスリル感があるかもしれませんが、行ってみましょうか!?やってまいりましょうね!

スピッカート、チャーミング、思わせぶりでしょ!(第1小節 変ロ長調 ♭2つでチェロとファゴットが分散和音的下降をして和音の響きを際立たせて拍感を与えて盛り立てます。)

この(第一ヴァイオリンが三度呼びかけるようなウィットがある音型が)いいですね!この微妙なずらし係留、それで休止!

これ引き継がれたホルン! ファゴットに行った!?休止した!

(第25小節)ここからすごいですよ!炸裂!(第一、第二ヴァイオリンの感出る旋律が一段ずつテンションが上がります。)

これ管楽器がいいですね!(fpで一拍目がズーンときます。)

(ヴァイオリンが順次上行で五度上まで)上がっていく!(第34小節 II7、第35小節 I、第36小節 VIまで行きます!)

(ヴァイオリンが一オクターブ上に)飛んだ!降りてきた!アルペジオ!

(第43小節)うーん、今のはチャーミング(な管楽器の流れに乗り、弦楽パートに引き継がれます!)

いいですね!ここ!もう一回来た!ヘ長調になりましたね(特に第一ヴァイオリンがへ音をよく奏でています)!

それで締めた!(弦楽パートで)引き締め!

(第55小節)第二主題でハ長調でユーモラスですよね!(しかし平行調のイ短調の感じを臨時記号で与えています。)

(第57小節)これ(オーボエとファゴット)はエコー効果!(第59小節でホ短調らしさがあり、第61小節でヘ長調のV7です!)

(第63小節 ヘ長調で第66小節、第70小節でI→Vを繰り返し、)ここすごい!このトリル(装飾の第一ヴァイオリンと、そして第二ヴァイオリンがメヌエットのような優雅なリズムを刻みます。宮廷社会の舞踏会を感じさせるような部分です)!

(第71小節 ヘ長調、第72小節 ト短調、第80小節 ハ長調)この跳躍が来たでしょ!(次の展開を期待させます!)

ここ(チェロ)は長くなった!(第二ヴァイオリンは)短くなった!

(第84小節 へ長調から変ロ長調)今の(ヴァイオリンのトリル音型が特徴的で)盛り上げた!今度は三連符になった!

ここではここに(ファゴット、ヴィオラ、チェロのパートが下降してゆきます!)

(第90小節で変ロ長調の属七が鳴らされて聴き所を作り、第91小節でニ短調の属七、第94小節でハ長調、チェロのパルスが三拍子をに分割して)今度は六になりました!(第94小節のヴァイオリンの装飾がチャーミング!)

(第96小節 ヘ長調でおなじみの半音階のモチーフの順次上行が来て、第100小節でハ長調になり、第101小節と第103小節のの第二ヴァイオリンがジグザグ音型を奏でて、コントルダンスのような感じになり、)ここはトゥトゥーンと(係留しながら順次上行しています!)下(の第一ヴァイオリンとヴィオラ)が下降してゆきます!

(第105小節)下降の流れで一緒に(チェロを除く弦楽パート)全体が(もつれあいながら)来た!

(第108-110小節 IV→V→I、第111小節と第113小節のオーボエとファゴットの反行形とヴァイオリンのジグザグ音型が特徴的で)ここの(ヴァイオリンの)跳躍はリズミカル!

ここで短くなってきた!(第117小節 ヘ長調)おお!三連符でしょ!(第119小節 変ロ長調に微妙にト短調のテイストで)流れが引き継がれた!

(第121小節)ここすごいんですよ!(ト短調の)属七だったかな!

(第122小節で急な停止があり、第123小節でハ長調に急になり、ヘ長調に戻りまして、ヴァイオリンで鳴らされた細かい音に対して、三度の柔らかい音程を生かしている)管楽器に引き継がれ方がチャーミング!

(第129小節で第一ヴァイオリンの三連符の旋律による分散和音が)今の盛り上がりを受け止めた!(ヘ長調 V→Iを繰り返して安定感があります。)

(第139小節 ヘ長調)ここで展開部(development)ですね!

(第142小節)ここ(でヘ長調になり、長い音価のジュピター音型が出てきました)!

(第143小節 ヘ長調)ここで長い音(のジュピター音型)が出てくるでしょ!(第147小節 変ロ長調はホルンで奏でられます。)

(第154小節の終わりで短調を思わせて、第155小節)ここはト短調ぽい!

今はここ(第159小節 ト短調から始まり、第160小節でト長調になり、)ですね!

(第162小節はハ短調を経過して、第163小節)ここでハ長調だ!

(第167小節)ここでへ長調!

(第171小節)これは変ロ長調!

(第175小節)これは変ホ長調!

ね!すごいでしょ!ドーンと来た!

(第181小節 ハ長調、第185小節 変イ長調)ここはチェロとヴィオラ(の跳躍音型で)本当に聴かせていた!コードを奏でていた!

(第190小節 変ロ長調でヴァイオリンの部分が変化します。第194小節 ヘ長調)

(第200小節 ヘ長調で)静かになったでしょ!(第205小節 変ロ長調)

ここでオーボエ(ファゴットの言い間違え)とヴァイオリンが一緒に(奏でられます。)

(第209小節 主調の変ロ長調)また戻ってきた!再現部(recapitulation)ですよね!(スピッカート!)

止まった! (少し音量が小さく優雅な部分です。)

(第232小節 変ロ長調 fpで一拍目の強調です。第234小節 II、第236小節 Vで変ホ長調に接続して、ハ短調らしくもなり、)ここはやっぱり管楽器が上がっていていいですよね!

(第238小節 ハ短調の属七、第240小節 ト短調、第242小節 ヘ長調の属七、第244小節 変ロ長調、第246小節 変ホ長調)ここのところはすごい転調!(しかもヴァイオリンパートが強烈にシンコペートしています。)

おお!ここは少しずつ上がってくる!

(第251小節 ヘ長調、第252小節 変ロ長調)これが出てきた!これはチャーミング!

これはモーツァルト節!

(急激なアルペジオの間奏で盛り上げながら場面展開)

(第264小節 ヘ長調)ユーモラス!

(第268小節)ヘ長調

(第272小節)変ロ長調と分かりますね!(第275小節 V、第276小節の繰り返しではチェロが一オクターブ上がり、次を予感させます。)

(第281小節 変ホ長調とハ短調を微妙に行き来して)この跳躍はいいですね!

(第289小節 ヘ長調)ここで音が長いでしょ!短くなった!凝縮!

(第293小節 変ロ長調)三連符!パパパパパパ!

(第299小節 変ホ長調、第300小節 ト短調、第303小節 変ロ長調、第306小節 変ホ長調、第307小節 ヘ長調)ここで繰り返しているところがすごい(ヴィオラやチェロ、管楽器でリズムガシンコペートして増強されています!)

(第305小節 変ホ長調、第306小節 ヘ長調、第307小節 ト短調、第308小節 変ロ長調で装飾を伴い順次上行を始め、)少し落ち着いた!

少しずつここ(ファゴット)は上がったり下がったり!

ここ(オーボエとファゴット)はダブってきたでしょ!

(一つずつ上がってきた!

(第316小節から)これはI→II→V(第317小節 変ロ長調、第318小節 ヘ長調、第319小節 変ホ長調)と来た!

オクターブ上から、また一つずつ上がってきた!(三連符になり、ホルンを豊かに響かせ、盛り上げてきました!第330小節は変ホ長調になります。)

(第332小節 ハ短調の属七)ここはすごい!

(第335小節)ト短調の属七だったかな!?(第337小節で変ロ長調、管楽器の響きが美しいです。)

(第342小節 変ホ長調、第343小節 ヘ長調、第344小節 変ロ長調)もう一回来た!

ここがいいんですよね!

(第350小節 )お!?ここは不意打ち(前の小節から全てのパートが一つずつ上か下に動き、E♭-G♭-A-Cが鳴りますが、E♭をF♯として、ト短調のVII7、F♯dim7、F♯-G♭-A-Cと考えられ、第352小節でへ短調のVII7、Edim7、E-G-B♭-D♭を響かせ、第353小節でE-G♭-B♭-D♭で第三音が半音低く移動します。)

(第356小節)あ!この管楽器(で危うく転調するところから)引き戻された!

(第358小節 変ロ長調で三連符になり、特にI→Vを繰り返して、最後に打ち上げ花火のように全体が響きます。)

おお!エネルギーが高い(笑)

非常にハイテンションでした!交響曲(笑)

モーツァルト、炸裂しました!という感じでしたけど、これを聴いてみて思ったことなんですよね。

すごい早くてさっき転調のところで、これ何調だったかなと見てたら、もう過ぎてしまいますから、

この辺をこれすごいなと思って見ていたら、

あーとなりましたけれども。

ここなんか139小節目でヘ長調からいったでしょ!それでここの所ですごかったのが、

鼻歌♪

ジュピター音型ですね!

結局モーツァルトが一番最後に書いた交響曲「ジュピター」はハ長調でしたけど、

それと同じ動機(モチーフ)が出てきてるんですよね!だからここのところでモーツァルトにはよく特徴でありました!

後期までこの辺りからそうなんですけど、

この分散和音の長い音か、もしくはこのターンターンターンターンとか、ターンターンターンターンとか、

そういう長い音を置くことによって、それを何回も繰り返すことによって、

どこから行くのかによって、これはヘ長調だったじゃないかと、

これは変ロ長調じゃないかと、

これでこれは短調ぽい、ト短調かな!?とか

これハ長調でしょ、ドから行っているでしょとか、

すごいモチーフを見せることで、そうすれば、結局そこにいる調がすごくはっきり分かりやすいと、

転調をしているよとはっきり聞かせてくれてるんですね。

これ変ロ長調でしょ。それでここがヘ長調か、これはいっぱい動機が同じところ、

同じ形があっちこっちでモザイクみたいな感じでてくるわけですね。

それでここのところは、最後ここに かぶってますけど、タタタタタタタタに分割されちゃってるけど、

これを一つとすると、ここだとすると、変ホ長調ぽい感じで、この後についてきますよね。

すごい転調してますよね!

それでここのところから、ずっと行くわけだけど、

この辺りから、これはやっぱりハ長調になっていってるのかなとか、

それで少し進んでいくとこの当たりで変ホ長調になるのかな、

それで少しこういうに進んで行って、ちょっと明るさが見えてきて、

今度はここのチェロとヴィオラがすごい印象的ですよね!

上が細くなって、管楽器も一緒に従って、一緒に動いてますよね。

それでここまでくると、このあたりではヘ長調になったかな!

そうすると、このド(ハ)でしょう、ファ(ヘ)で、515151とずっと動いているんですよね。

それすっごい細いにその早すぎる!

それからはあと落ち着く、これ(下のパート)が空くから!

これずっときて緊張感を高めて、ドキドキしちゃう!

それをこう持ってきていることが分かるわけです。すごい音が動いてるわけですよね。

それで属七がドカンドカンドカンと来る、 ここを私が丹念に見たら、二小節毎に動きがあって、すごい音が混濁してくるんですよね。

ここでバーンとフォルテでピアノできて、フォルテがここでドーンと鳴っているので、

コンデンススコアを作るといいんですよね。

コンデンススコアとは、この一つの五つの音を全部一本にギュッとすれば、

和音で見えるから、これだと一つ一つ(のパートを)パパって見なきゃ、拾わなきゃいけないけど、

それでそこから上がっていくんですね。

ここでI→VI→V→Iかな。この辺でその調がある程度定まってきたというか、ハ長調ぽいと思ってきたら、

ここが少し出るとヘ長調がパーンと出てくるという、

それで今度フラット系の調に傾いていく転調の仕方をしていて、プランがすごくはっきりしているんじゃないかなと思って、面白かった!

それとあと中でも、本当に印象的だったのが、最後のここなんですよね!

最後におおと気持ちよく来たなと、このまま終わるのかな思ったら、

一番最後に不意打ちで短七度ぽいのが来てたんですよね。

おお!それでなんか転調したのかな、あれまたみたい思ったら、いきなり管楽器がパーンと鳴るから、

ここでおっ!と一気に引き戻されるっていうか、危うく転調することを引き戻した感じで、モーツァルトがここに仕込んだんですね!

それで主調の変ロ長調にパーンていくから、

ああ、気持ちいい!最後に戻ってきたなと思ったら、最後はバーン、バーンと、

アルペジオをダダダダダダと、最後の花火を打ち上げみたいにして、終わるという、

非常にアグレッシブという感じの交響曲だったんじゃないかなと思うんですね!

その音の使い方が本当に工夫されてたと思います!

ですからパッションに溢れていた交響曲だった!

モーツァルト、炸裂しました!今回もありがとうございました!

Follow me!

PAGE TOP